体幹を鍛える一つの手段

少し昔のワープロやワードでは、体幹という言葉は一気にはでてきません。それだけ、最近になって話題となっていることが多いのではないでしょうか。

北門から入ったところに遊具の一つ、木製の吊り橋があります。最近出入りの業者から聞いたことは、このゆらゆらと左右に揺れる動きにからだをまかせることは、小さい子どもたちにとって足や脚を鍛え、ひいては、体幹を鍛えることにつながっているということでした。

そうして、本日、別の業者と話をしていたなかで、その一瞬ですが、“子どもたちが一列に並んで待っている跳び箱などの時間に、一部の子どもを平均台の上で待たせるのは、非常に体幹を鍛える上で効果がある”という言葉でした。この業者は、ある園の体育活動を見ているときにそう感じたということでした。

それを瞬時に聞き取れたのは、私たち広野幼稚園では、跳び箱の時だけではなく、年中児のサーキッド活動においても、一つの遊具を前に大勢の子どもたちが並んでいるのは、あまり感心した光景ではない(保育密度が薄く)なということを十二分理解していたからでありました。

また、平均台の上でこのようなフォームで待った後は、すぐに跳び箱に挑戦するのではなく、10秒程度、心身を普通の状態に戻してから、取り組ませねばならないということは言うまでもないことです。

さっそく、職員室にいた主任や年長児の体育の領域の責任者を呼び、直接話を聞かせることで、その水平展開をより容易にするよう取り計らったのでありました。

“待ち時間に体幹を鍛える”、来年度からはどのクラスでもこのような光景が見られるようにしたいと思っています。