瀬田の唐橋から、旧東海道を、南草津の絵本の店まで歩く

昼前まで、びわこホールでの子どもたちの演奏を聴いたあと、京阪電車の石山線、大勢の方々が帰途につかれる浜大津(京都)行きとは反対側、石山寺行きに乗り込みました。近江八景の一つ、瀬田の夕照で名高い唐橋駅で降り、1年ほど前に開場された民間の子どもの遊具広場を見学するためです。

名勝、唐橋を越え、近江国の一の宮である建部神社を右折すれば、行き当たるはずなのですが、何本かの道をたどりましたが、目指す建物がありません。申し訳ないなと思いながら、行き先を変更したのでした。

1年前のこの日には、旧東海道を、浜大津から唐橋まで歩いていたので、その続きを南草津まで伸ばそうとしたのです。そうすると、以前歩いた、南草津駅から守山宿までつながることになるからです。

この目的以外にも、南草津の国道一号線沿いには、以前広野幼稚園に勤務していただいた優秀なN先生が絵本の店を開いておられるからです。今では、結構繁盛している“ぴっぴ”いうお店です。ここで、何か絵本の掘り出し物を聞き出すとともに、見つけようとしたのでした。

このところに一年に一回だけ読み聞かせる絵本があってもいいのではないかと考え、その選出に労力をかけていたからでした。具体的に言えば、1月17日や3月11日に防災の絵本を、交通安全教室が開かれた日には、それをバックアップする内容の物があればと思っているのです。

話し合いの中では、芳しい物はなかったのですが、人名で仲間外れにされるかも知れない子どもに対して、“しげちゃん”という題名の絵本とか、バードウイークに読み聞かせたらと思う原作“ビアンキ”作の“くちばし”や“どうぐはなくても”という古典系の絵本を購入しました。

なんと、この絵本店を辞したときには、はや夕闇が迫っていました。時間の経つのは速いものです。