新しい仲間

幼稚園の近所に、畑さんという、チョウチョ博士がおられます。
隣の桜塚小学校にも、講師として教えに行っておられます。

毎年、この時期になると珍しい「アオスジアゲハ」のさなぎを分けてくださいます。

今年も、「一匹分けてくださいね」と、お願したところ…

なんと、4匹の幼虫とサナギを、どどーんと頂きました!!

早速、年長組に持っていくと…
「あ! こないだのアオムシと顔がちがう!!」
「色もちがう」
「サナギは、はっぱにそっくりでわからないね」
などなど。よく観察してました。

アゲハの幼虫3匹とその他複数のサナギもいるので
「東邦幼稚園」の先生は「チョウチョウ幼稚園」の先生も兼任となりました(^_^;)

※ちなみに、アオスジアゲハの幼虫の顔を正面からみると、牛に似ています…。
 なんとも、とぼけた顔立ち…。

アゲハチョウ うまれました

5月24日に脱出さわぎをおこした、「あおむし子」とその兄弟(?)3匹は、24日から25日にかけて、みんなさなぎになりました。

あれから、10日あまり…。

6月4日に、今年はじめてのアゲハチョウが羽化(さなぎからチョウになること)しました!!

朝から、黄緑色のさなぎがどんどん黒さを増していき、
「いつ、チョウになる?!」
「帰るまでになるかな…」
何度も虫カゴをのぞく子どもたち。

しかし…
14時のお帰りの時には、もう羽根の模様まで透けて見えてるのに羽化せず(>_<)

先生たちも、掃除や片付けものをしながら、ちょこちょこ見ていたのですが…

ちょっと、目を離した5分ほどのあいだに、すらりと出てきてチョウになっていたのてです(@_@;)
残念。羽化の瞬間は見逃しました。

でもここからは、連続写真でどうぞ!!

出てきたばかりのチョウの羽は、シワシワ。

だんだん、羽根がのびてきて…

30分ほどで、羽根がピンとのびて、立派なアゲハチョウになりました!!

羽根がのびていくのは、乾くからではなく、体液(人でいうと血?)を羽根の中に流し込んでいくことで、ピンとのびて広がるのだそうです。
小柄なあおむしだったけど、なかなか大きなチョウが出てきました。

その後、4日から6日にかけて、3匹の「一期生」は羽ばたいていきました。
その羽化の順番も、さなぎになった順とはばらばらで…。
何回育てても、「自然って不思議だな~」と感じます。

また、東邦幼稚園にも飛んできてね!!