笑顔をはぐくむ幼稚園 〜幼稚園とは〜
知っているようで知らない幼稚園。幼稚園ってどんなところ?
1. 子どもがはじめて出会う学校です
学校教育のスタートは幼稚園から
「学校」というと小学校からと思っていませんか。幼稚園も学校教育法に基づく「学校」です。 3歳から小学校入学前までの子どもは、全国どこでも共通の教育課程(「幼稚園教育要領」 文部科学省告示)に基づく教育が受けられます。
なぜ3歳から?
3歳になると、子どもは、まわりへの興味・関心、人とのつながりなどが急速に広がり、 親への全面的な依存の状態から自立に向かいはじめます。幼稚園は、このような発達を踏まえて、 初めての集団生活の中で、一人ひとりのよさや可能性を伸ばしていくところです。 なお、幼稚園によっては、最近、満3歳の誕生日を迎えた時点で、4月を待たずに入園できるようになっています
「遊び」は重要な学習です。
幼稚園は、遊びを大切にした教育を行っています。 この時期に思い切り遊ぶことで、その後の学びや創造性が豊かになるといわれています。 このため、幼稚園では、小学校以降の教育と異なり、教科書を使わず、「遊び」中心の活動を行っています。 これらの「遊び」は、「国語」や「算数」などと同じように子どもの将来にとって重要な学習なのです。
2. 幼稚園教育の「ねらい」と「内容」
「ねらい」と「内容」は幼児の発達の側面から以下の5つの領域で編成されています。
心身の健康に関する領域「健康」
人とのかかわりに関する領域「人間関係」
身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」
言葉の獲得に関する領域「言葉」
感性と表現に関する領域「表現」