(社)横浜市幼稚園協会

子育て応援団
絵本の散歩道(絵本紹介のページ)

NO.67『そらまめくんのベッド』
         作・絵  なかや みわ     福音館書店
 

  

「そらまめくんのベッドでねてみたい。」と、えだまめくん、グリンピースの兄弟、さやえんどうさん、そしてピーナッツくんが口をそろえたように言うには訳があります。みなさん、その訳ご存知でしたか?絵本の冒頭に「くものようにふわふわでわたのようにやわらかい。」と書いてあり、確かにそのとおりなのでしょうが、実際に幼稚園の畑で「そらまめ」を収穫するまでは「そんなにふわふわ?そんなにやわらか?」と、少々疑問に思っていたのです。そして待ちに待った収穫の日がやってきました。子ども達からは「わぁーまっしろだ」「ほんとにふかふかだ」「ねてみたい」等の声があがり、「そらまめ」がどの豆のベッドよりもふわふわでやわらかいことを子どもたち共々実感した一日となりました。

この絵本には、そらまめくん以外に4種類のまめたちが登場しますが、どれも困った顔、怒った顔、笑った顔等の表情が豊かで、豆といってもまるで子どもの顔つきのようによく描かれていると思います。また、ピーナッツくんの家の灯りが、実際のピーナッツの実の成り方そのものなのにも感心します。

 この絵本を読む時は是非、新鮮なそらまめに子どもを触れさせてあげてほしいと思います。また、他のまめたちや、さや(殻)にも触れさせてあげることでまめたちが「そらまめ」のベッドでねたがる訳がよくわかるのではないかと思います。今回は、違う視点からの紹介となりましたが、絵のかわいらしさもあって、幼稚園でも人気の一冊です。

追伸 収穫したそらまめは、おやつとして幼稚園でいただきました。  子ども達にとっては、ふわふわのベッドの寝ごこちよりも食べる  ほうがよかったようです。    
                           AND   


そらまめくんのベッド


絵本INDEX


幼稚園Q&A 絵本の散歩道 子育てイベント情報 子育て相談室 子育てリンク


各園の紹介 子育て応援団 幼稚園とは 入園情報 協会の活動 就職情報 協会関係者
ライン