谷川俊太郎さんと言うとご存知でない方はいらっしゃらないのではないかしらと思うくらい有名な方で、本も沢山出版されています。
どの本も本当にステキな本ばかりなのですが、その中でも日本語のおもしろさ、楽しさを感じる事ができる本を紹介致します。
この「ことばあそびうた」は詩集なので、物語としての絵本ではないのですが、文字の描き方もまるで絵のようで、まわりの絵の雰囲気全てがリズミカルな詩とマッチしていて、見るだけでもすごく楽しい気持ちになってくる一冊です。内容は詩なので一頁ごと詩を楽しむ、ということになりますが、その題名通り「ことば」で遊んでいる詩ばかりで韻をふんだり、リズムを楽しんだりしています。意味はなんとなくでしかわからなくても読んだり聞いたりしていると大人も子どもも体中がワクワクしてくる感じがします。
クラスの中で毎日1編〜3編読んでいますが、2〜3回ですぐに覚え遊びながら口ずさんでいる子も多く見かけます。詩は子どもにはまだ早いんじゃないかしら、と思わずに是非一度手にして、子どもと一緒に読んでみてください。外国からの文化も増え、外国の言葉を口にする機会が多い今だからこそ、日本語の美しさ、楽しさを感じてほしいと思います。
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