(社)横浜市幼稚園協会

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NO.83『ものぐさトミー』
       ペーンヂュボァ 文・絵  松岡享子 訳  岩波書店

 

 この絵本の主人公トミー・ナマケンボは名前や絵本の題名からも分かるとおり、なまけぐせのある、とても面倒くさがり屋な男の子です。

 トミーは、電気じかけの家に住んでいて、朝の身支度や食事は全部機械まかせ。全く自分で動きません。ところがある日、大雨と大風でトミーの家までの電線が切れてしまい、機械がストップしてしまいます。トミーは機械が動かないと起きないので、一週間も眠り続けます。やっと電気が戻り機械が動き始めるのですが・・・。そこからトミーは機械によってひどい目にあってしまうのです。

 この絵本は文章が長く、絵も表紙をパッと見て、心引かれるようなかわいらしいタッチではないとように思います。しかし、この絵本が年少クラスで大流行しました。誰からともなく見始め、あっという間に人気ナンバーワンの絵本になりました。自由遊びの時には数人でこの本を囲んで楽しさを共感している姿も見られました。子ども達からのリクエストもあり、お弁当の後の読書の時間に読んでみましたが、その時も笑いが起こり普段あまり絵本に興味を示さない子も最後まで集中して見ていました。

 この絵本のトミーが機械任せで生活している様子や機械によってひどい目にあうストーリーが子ども達の笑いのツボにはまったようでした。とてもおもしろいおすすめの絵本です。是非一度手にとってみて下さい。(N・H)


ものぐさトミー


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