(社)横浜市幼稚園協会

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NO.126『3じのおちゃにきてください』
          作 こだま ともこ   絵 なかの ひろたか
                                福音館書店

 この絵本は、まりちゃんという女の子が笹船にむすばれ流れてきた手紙を見つけ、「3じのおちゃにきてください。・・・けーきをつくってまっています。みどりのみどりより」という言葉にひかれ誰かわからない相手のところに出かけていくところから始まります。

 皆さんは知らない人とお茶をすることがありますか?私はしないと思うけれど、まりちゃんも「みどりのみどりってだれかしら?」とは思うものの「けーきがあるんだもの」と手紙の言葉に「ワクワク・ドキドキ」し、知らない「みどりのみどり」に会いに行きます。向かう途中、友だちの男の子や動物たちと出会いますが、みんなケーキという言葉にひかれ、仲間になっていきます。まりちゃんたちの楽しそうな姿に「知らない人だからどうしよう」という気持ちではなく「みどりのみどりってどんな人かな?これから何が始まるのかな?」と、こちらの期待も膨らんでいきます。

 普段の生活の中で自分の気持ちを伝えようとしても上手く伝わらない事も多いけれど、この絵本では楽しいことは特別相手に伝えようとしなくてもそれだけで相手に伝わっていく・・・という子どもの世界の素敵さを教えてくれているようにも思います。

 表紙をよく見た人にはおわかりでしょうが、さぁ、「みどりのみどり」とはどんな人?だったのでしょうか?そしてどんなケーキだったのでしょうね。(U)


3じのおちゃにきてください


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