「だいじなひとを ぎゅっとだきしめてみよう。 きみにとって そのひとが どんなにだいじか つたわるように。」
これは絵本のカバーの内側に書いてあった一文です。主人公の子猫のジュールは世界をまるごと抱きしめたいと思っていました。そして「ハグめいぼ」を作り旅に出たのです。世界をまるごと抱きしめたい。という表現がなんともかわいらしく、ジュールが世界を周って大事な人をハグしていく様子が、見ている私達を幸せな気持ちにしてくれます。様々な国に行ったり各国の動物にも出逢うので、世界を旅した気分にもなりますよ。
実際に子どもたちに読んだ後、温かな気持ちになった私は「みんなでハグタイムをしようか!」という提案をしてみました。初めは恥ずかしそうにしていた子どもたちも、いざ抱きしめられるとたちまち笑顔に。その後も友だち同士で「ハグタイム!」と言いながら抱き合たったりする姿も見られましたよ。
一人では出来ない事もみんながいるから出来たり、一緒にやるから楽しかったり。子どもたちには色んな人からのたくさんの愛情を感じながら、成長していって欲しいと思います。
この絵本を読んだあなたも、身近な大切な人から始めてみてください。
「ハグタイム!」 YUKARI
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