「人はみんなちがっています。おなじ人はだれもいません。これは、あなたについてのほんです。」
この一文から絵本がはじまります。私たちは、普段生活をする中で様々なものと出会い、見たり聞いたり、感じたり、経験したり。何げない一日でも、数ある中から自分で好きなものや、やりたい事を選んで生活しています。それは当然一人ひとり違っていて、おなじ人はいません。
例えば、朝起きた時の気分だって一人ひとり違いますよね。しあわせな気分の人。かなしい気分の人。げんきな人。疲れている人。あなたはどんな気分でしたか?
住んでいる場所が違えばそこから見える景色も違います。誰と一緒に住んでいますか?誰と一緒にあそびますか?あなたの好きな食べ物はなんですか?どこに行くのが好きですか?など、数えだしたらきりがない程、あなただけの事はありますよね。この絵本の中にはそれらのものが1つ1つ文字と絵で描かれてあります。自分だったらこれを選ぶかな?これが好きだな、というものが絵本の中にきっとあると思いますよ。
こどもたちも大好きな本で、「これは好き!」「これは嫌い」「楽しそう!」など、感じたものをそのまま声に出していました。また、こどもたちは、「もしも…」の世界が好きなので、もしお城にすんでいたら、もしもこんな事が出来たら…。と自分とは違った世界も想像力を膨らませて楽しんでいましたよ。
この絵本を読むと、何げない一日を大切に思えたり、自分らしさを発見したり。人はみんな違うからこそ面白いという事を、改めて感じられると思います。 YUKARI
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