(社)横浜市幼稚園協会

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絵本の散歩道(絵本紹介のページ)

NO.183『かげぼうし』
安野光雄/作    冨山房


 私の幼稚園では、12月にクリスマス会が行われます。会の終盤では、サンタクロースが登場し、星やベルの形をしたクッキーと絵本の入ったサンタさん手作りの(といっても、実際はそれぞれのお母さんが作る)リュックやカバンを子どもたちにプレゼントしています。絵本は、クリスマスにちなんだものを選んでいますが、子どもたちが持っていなさそうな素敵な絵本となると、なかなか選ぶのが難しく、悩みの種となっています。

今月紹介する安野光雅さんの『かげぼうし』は、厳密にはクリスマスの絵本とはいえないのかもしれません。それでも、アンデルセンの『マッチうりの少女』が登場してきますので、クリスマスの話といってもあながち間違いではないように思います。さらに、『マッチうり少女』のような悲しい物語ではなく、ハッピーエンドかどうかは微妙ながらも、別々の二つの話が一つに結びついていく、ちょっと不思議な、そしてちょっとほっとする話ですので、クリスマスにはむしろお勧めかもしれません。
 私がこの絵本を取り上げた一番の理由は、中表紙と奥付に素敵な「マッチ」の絵が描かれていたことで、幼稚園に来たサンタさんは、その「マッチ」のラベルを使って、楽しいおもちゃを幼稚園にプレゼントしてくれました。どんな話かは是非絵本を読んでみて、そしてどんなおもちゃかは、申し訳ありませんが、なんとか想像してみて下さい。(S.T)


かげぼうし


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