子どもたちは、西村敏雄さんの絵本が大好きです。読んで読んでのリクエストも多いし、本棚から取り出し、手にする姿も多々目にします。ユーモラスな画風とストーリーは、子どもたちの心をしっかりつかんで、西村ワールドに引き込んでくれます。「もりのふろ」「バルバルさん」「どうぶつサーカスはじまるよ」「うんこ」「どろぼうだっそうだいさくせん」「まてまてタクシー」「いもいもほりほり」etc、好きな作家の絵本はとことん揃えていくのが、わが園流です。
今回は、その中で一番人気の「どうぶつサーカスはじまるよ」をとり上げてみようと思います。
司会のアザラシが登場し、どうぶつサーカスが始まります。ひゃくじゅうのおうライオンのもえるひのわくぐり カンガルーのぼうをつかったきょくげい ワニのくみたいそう など、次々といろいろな芸がとび出していきます。 みごと成功し、パチパチパチパチと読んでいくと子どもたちの中から声に合わせていつでも拍手がおこります。さいごは、サルくんのくうちゅうブランコの予定でしたが、さあ大変、けがのためでられません。そこで代わりにとぶことになったのは客席にいたブタくんです。はてさて成功するのでしょうか。
でてくる動物の動きが面白く、まるで、本物のサーカスを見ているような気持ちになります。 喜んだり、驚いたりする動物たちの表情にも注目してください。どうしてこの本が子どもたちに人気があるかがお分かりになると思いますよ。(go)
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