海風が心地いい穏やかな晴天の中「心が響きあう幼稚園教育を」のテーマのもと第46回横浜市幼稚園教育研究大会が、2600余名の教職員や保護者が会場を埋め、行政、県下幼稚園団体、養成校の来賓の方々を迎えて1月24日(土)に県民ホールで開催された。
金子禎大会実行委員長は「教育基本法の改定は国が幼児教育の重要性に力をいれたことである。来年度からの幼稚園教育要領の改訂では今まで以上に『生きる力』を育てることが強調されている。横浜市幼稚園協会は6万人に及ぶ園児の成長を願い、教職員の資質向上を目指して研修・研究を積み重ねている。それが当協会の中心的な活動となっている。本日のこの大会も一人ひとりが有意義なものとなるよう願っている」と述べられた。
続いて来賓の佐々木寛志横浜市副市長は「横浜の子ども達の健全な成長のため、先生達の日ごろの努力に敬意を表する」と挨拶の後、中田宏横浜市長からの「幼稚園教育に対する社会の関心の高まりとともに社会変化に応じた質の高い教育が求められている。このような状況の中、教育研究大会が開催されることは幼児の健全な成長や教育環境の向上、幼稚園と家庭、地域社会との連携の強化、さらには教員の資質の向上に大いに寄与するもので大変意義深い。市でも子育て家庭支援、幼保小の円滑な連携を引き続き実施していく」という内容のメッセージを読まれた。
その後、来賓の方々の紹介がされ、続いて「オテル・ドゥ・ミクニ」三國清三オーナーシェフの「子どもの危機を食育から考える」と題した講演が行われた。食が人間形成にとっていかに重要であるかを知るとともに、世界の三國のすごさを実感した。有意義な全大会が終わり、午後は9つの分科会に別れて更なる研鑽を積んだ。
|