(社)横浜市幼稚園協会

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平成23年度「横浜市幼稚園大会」開催

  テーマ 『広めよう、子どもの笑顔・支えあう社会
                        明るい未来のために』


 平成23年6月22日(水)、横浜市文化体育館のアリーナは大勢の教職員で埋まった。3月11日に発生した東日本大震災の余震を考慮し、今年は保護者と園児の参加を安全管理上の理由で見送った。例年より参加者数は少なかったが、会場は当日の気温に負けないくらい熱気に満ちていた。

 定刻午後3時、紅の緞帳が上がった。舞台中央の金屏風の左右には、林文子市長と佐藤茂市会議長から贈られたお祝いの花が彩を添えた。田野岡由紀子副会長の開会宣言に続いて、全員起立のもと国歌、横浜市歌を斉唱した。

 挨拶に立った金子禎会長は「本日ご臨席いただいた行政の方々をはじめ、各地区幼稚園団体、養成校などたくさんのご来賓の皆様に深くお礼申し上げる。東日本大震災の被害にあわれた方々に心よりお見舞いするとともに一日でも早く元の生活に戻ることを祈っている。皆様からの義援金や絵本は仙台市私立幼稚園連合会に届けてきた。ご協力に感謝する。さて、永年にわたり各園で専門的な知識を持って子どもを保育し、ご尽力いただいた教職員の方々に心より感謝する。横浜の幼稚園は全て私立で、それぞれが建学の精神を持って教育を行っている。言いかえれば横浜の幼児教育は私立幼稚園に任されている。横浜市幼稚園協会は子ども達の健やかな育ちを願うとともに、幼稚園教育の質の向上をはかるべくこれからも活動していく。」と話した。

 続いて山田智加子父母の会連合会会長が挨拶に立ち「今、子ども達を取り巻く環境は厳しいものがある。さらに今年の大震災は生活を不安にさせた。しかし震災は命や絆の大切さを再確認させてもくれた。大会テーマもその思いで立てた。家庭、幼稚園、地域社会が連携を密にして、これから未来永劫子どもの笑顔が絶えないようにしていきたい」と会場に協力を呼びかけた。

 横浜の幼児教育を現場で支え続けてきた教員、職員の方々の永年勤続協会表彰が華やかに行われた。20年、15年、10年、5年の教員と教育を縁の下の力持ちとなって支えてきた職員の方々が、次々と登壇して各代表に金子会長から表彰状が授与された。また、勤続40年、30年、25年の教職員の方々の表彰も行われた。今年は378名の方々が表彰された。

 引き続き勤続20年、15年の教員の方々に林文子市長より市長表彰が行われ、代表者に表彰状と記念品が授与された。

 その後、お祝いの挨拶を来賓の方よりいただいた。まずは、林市長より「幼稚園が幼児教育の礎となっていることを実感し、そして確信している。幼稚園の先生や保護者の皆様の子どもを思う優しさが、人を信頼する心をはぐくむ子ども達の成長につながっている。日々の努力に心より感謝している。横浜市は子育て支援に力を入れ、女性が生き生きと活躍する社会を目指していく。今後も預かり保育を含め皆様のご支援ご協力をお願いする」と話をいただいた。続いて佐藤市会議長が「幼稚園は人格形成に最も重要な時期の子どもが初めて経験する集団生活の場である。幼児一人ひとりの個性や可能性を身近な人や環境とのかかわりを通し伸ばしていく大切な場である。これまでに培ってきたノウハウをもとに引き続き幼児教育にご尽力いただきたい。横浜市議会も皆様もお話を聞きながらサポートしていきたい」と話された。

 来賓紹介に続き、前年度父母会役員の5名を代表し、久保綾子前会長に感謝状が贈呈された後、馬場絵里父母の会連合会副会長より大会宣言案が読み上げられ、満場一致で大会宣言として採択された。続いて受賞者を代表し、二俣川幼稚園秋山美樹先生より「20年の教諭生活の中には楽しい思い出だけではなく、園児との悲しい永遠の別れもあった。

その経験から子ども達と過ごす日々の大切さを実感した。身近な人の心強い支えに感謝しながら、これからも子ども達に愛情を注ぎ、命の尊さを伝える保育をしていきたい」と謝辞が述べられた。

 最後に全員起立して幼稚園賛歌を斉唱し、木元茂副会長の閉会宣言を持って終了した。


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