(社)横浜市幼稚園協会

(社)横浜市幼稚園協会の活動
特別研究委員会

特別研究委員会

(社)横浜市幼稚園協会では、幼児教育に関する調査研究のために、次の3つの研究班があります。(社)横浜市幼稚園協会に所属する園から、研究を希望する保育者が集まり、各テーマで研究を重ねています。

            (平成23年度開催案内・22年度実績)

◎特別研究委員会『1』
  [テーマ]  「親への発信」の工夫で保育内容をもっと豊かに!
         〜子どもの育ちを支える保育内容の充実〜

  [助言者]  大豆生田 啓友 先生  (玉川大学教育学部乳幼児発達学科准教授)

 どのようにすれば親をまきこみながら保育を行っていけるか、親が子どもの目線となり園と共に考えてもらうことが出来るか、幼稚園がどうすればサービスだけではなく子どもの育ちを考えた豊かな保育を行っていけるかが、幼稚園にとって今後大きな課題となります。

 子どもの表面的なことばかりを伝えていないか?親と本当のキャッチボールが出来ているのか?行事だけのクラスだよりとなっていないか?保育者は子どもの姿をどうとらえ、親に“子どもってこんなにすごい、楽しい”という気持ちをつたえることができているか?

 このようなことを見直してみることで親への発信の仕方は大きく変わるのではないかと思います。

 そこで今年度の特研1では 親への発信の方法(おたより、連絡帳、懇談会、保育参観 等)をその時々の子どものエピソードを通して考えていきます。参加者が保育に対しての思いを語る事で自分の保育を見直す機会となるような研究会としていきたいと思います。

俯瞰図 D2−U:育ちの記録  F1−U 保護者とのコミュニケーション


(22年度実績)

・特別研究委員会『1』(俯瞰図番号  E6−U  E6−V )  計9回     参加者総数 502名
   テ−マ  子どもの育ちを支える保育内容の充実  〜「環境」の工夫で保育をもっと豊かに!〜
   講 師   玉川大学教育学部乳幼児発達学科准教授  大豆生田 啓友先生





◎特別研究委員会『2』
  [テーマ]  子どもの学びの物語 〜子ども理解と援助〜

   [助言者]  小林 紀子 先生  (青山学院大学教育人間科学部教育学科教授)
 

 子どもが何かに注目しているとき、子どもが生き生きと言葉を発するとき、子どもが何かに熱中しているときなどの「子どもにとって意味のある」活動には、「発達にとって意味のあるテーマ」が潜んでいます。皆さんは、目の前で何気なく遊んでいる子どもたちの姿の中に「発達にとって意味のある」テーマを見つけられていますか?

 気にしなければ通り過ぎてしまう子どもたちの遊びの中には、子どもをさらに理解する為の糸口や「子どもの学び」を生み出すためのヒントが隠されています。特別研究委員会2では保育文化や保育環境の異なる保育者が集まって、自園の遊びを語り合う中で、今まで気づかなかった子どもの行動の意味や遊びの面白さや奥の深さ、子どもの育ちなどについて探求していきたいと考えています。遊びや子どもの理解を深めるために写真や制作物・教材等も持ち寄って子どもにとっての遊びの意味を探っていきます。

 第1回目に年間の予定表(シラバス)をお渡しし、毎回の運営については、各回ごとに流れを設定して、学年を固定したグループで沢山の情報交換や意見交換が出来るように進めていきます。年間を通して「子どもにとって意味のある」活動から「発達にとって意味のある」活動へと援助の仕方を考え、「子どもの学び」を生み出す保育の探求をしていきたいと思います。そして、毎回まとめとして講師の小林先生から助言をいただき参加者の皆さんが新たな視点を得られるような実りの多い研究会にしていきたいと思います。

俯瞰図 D2−U:育ちの記録  E7−1:保育の振り返りと保育の公開 


(22年度実績)

・特別研究委員会『2』(俯瞰図番号  D2−U  E7−T )  計9回     参加者総数 615名

子どもの育ちを支える「子ども理解と支援」

〜遊びの中の学びを語り合おう〜

講 師  青山学院大学教育人間科学部教授   小林 紀子先生




◎特別研究委員会『3』
  [テーマ] どの子にもうれしい保育の探究
       〜障がいのある子どもや
        関わりの難しい子どものいる保育実践を考える〜

  [助言者] 野本茂夫先生(國學院大學人間開発学部初等教育学科准教授)

 各幼稚園には障害のある子どもや、かかわりの難しい子どもが入園してきます。そのような子どもに出会ったときに、子どもの理解が難しいために悩みを持つことがあります。それは、保育の中に参加することが難しい、集中して活動に取り組むことができない、周囲の子どもとの関係が持てない、親が障害を認めようとしない、周囲の親が理解を示してくれない、など様々な問題として現れます。このような時に同僚や先輩に相談することも大切ですが、研究会に参加して他の幼稚園の保育の方法や保育者の思い、意見などを聴くことが、その問題解決の糸口になる場合があります。

 この特別研究委員会では、このような問題を「保育」という窓口から解決していくことを目的にしています。各園の事例やビデオなどを使い、保育の中で子どもの理解を深めることなどを大切にしていきます。このような研究によって、障害のある子どもやかかわりの難しい子どもを含めた、全ての子どもにとって楽しい園生活が送れるようになるのではないでしょうか。

 このようなコンセプトから、この特研では「どの子にもうれしい保育の探究」を目指しています。

 皆様と一緒にこれからの保育の方向を考えていきたいと思います。

俯瞰図 D3−U:障がい児保育実践  D3−V:障がい児保育支援


(22年度実績)

・特別研究委員会『3』(俯瞰図番号  D3−U  D3−V )  計9回     参加者総数 654名

テ−マ  どの子にもうれしい保育の探究

〜障害のある子どもや関わりの難しい子どものいる保育実践を考える〜

助言者  國學院大學幼児教育専門学校主事    野本 茂夫





◎保育実践事例研究会

  [助言者] 野本茂夫先生(國學院大學幼児教育専門学校主事)

 平成16年に始まった『保育実践事例研究委員会』は今年で8年目を迎えます。当初は、特研『3』の時間枠の中では検討しきれなかった事例の再検討を主な目的としていましたが、現在では障害のある子どもやかかわりの難しい子どもの事例に限らず、保育全般の問題について、お互いに意見を出し合いながら、一つひとつ丁寧に検討していくことを目指しています。

 子どもの行為や保育者のかかわり、さらにはその根底にある子どもの読み取りといったことを具体的な文字に置き換えていくことは、大変な労力と時間を要するものです。しかし、事例を作成する過程で自らの保育を振り返り、さらに他者の視点をまじえて検証していくことは、より良い保育の構築に繋がっていくとともに、保育者としての資質を高めることにも重なっていきます。

 また、幼稚園という場が、子どもやその保護者の思いをどのように捉え支えながら保育を行っているかを、具体的な事例とその検証という形で発信していくことは、幼・保・小の連携のみならず、幼児教育がより社会の理解を得ていくためには必要不可欠なことだと考えます。

 『保育実践事例研究会』では、上記の目的に沿って、子どもや保護者とのかかわりの中で感じている難しさや疑問、自らの保育に関して感じている疑問など、さまざまな事例を持ち寄って一緒に考えていきたいと考えています。

 参加に関しましては、公益性のある法人として、地域・社会に開かれているため、より多様な方が参加できるように、土曜日を設定しておりますが、幼稚園協会の研究活動の一環として行いますので、園長先生等、責任者の承諾を必ず受けていただき、お申し込みください。

 尚、この研究会に関しましては、交通費のお支払いはいたしませんのでご了承ください。



(22年度実績)

 ・保育実践事例研究委員会   計9回     参加者総数 192名

  助言者  野本 茂夫 先生(國學院大學幼児教育専門学校主事)




◎研究講座1(22年度実績)
年月日  平成22年4月27日(火)

テーマ  「年度初めの保育で出会う課題への取り組み」

〜障害のある子ども、関わりの難しい子どものいる保育など様々な問題を考える〜

講 師  國學院大學幼児教育専門学校主事         野本 茂夫先生

会 場  かながわようちえん会館会議室            参加者98名

俯瞰図番号  D3−T  D3 −U




◎研究講座2(22年度実績)

教員免許状更新講習対象(選択領域)  講習の名称:幼稚園教育内容を深める

年月日  平成22年8月19日(木)

テーマ  障害のある子どもを含む幼児理解と保育実践

講 師  玉川大学教育学部教育学科准教授       若月 芳浩先生

会 場  かながわようちえん会館会議室             受講者38名


俯瞰図番号  D2−U  D3 −U






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