(社)横浜市幼稚園協会

幼稚園とは
用語解説(保育の用語集)

幼稚園でよく使う用語を解説します
ア行カ行サ行タ行・ナ行・ハ行マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

−ア行−

預かり保育
  幼稚園での保育は、幼児の心身の発達の状況を考慮して、1日4時間の教育時間が標準とされています。ところが、女性の社会進出など最近の社会状況の変化を受けて、4時間を標準とする教育時間終了後、保護者が希望すれば園児を預かる、いわゆる「預かり保育」が行われるようになってきました。

一斉保育
  保育者の意図した活動を、子ども達に同じ時間に同じ方法で行う保育の形態。大人が身につけてほしいと願うことを、効率よく身につけるという利点はあるのですが、一人一人の子どもに応じた育ちを支えるには、子ども達の自ら遊ぶ力や内面が読みとりにくい欠点があります。


−カ行−

学校伝染病
  学校保健法により、保育園や幼稚園、学校など集団生活内での感染症予防のため、病気にかかったお子さんの登園が禁止されたり、出席停止の期間が定められています。一般的な感染症としては、インフルエンザ、百日咳、麻疹、流行性耳下線炎、風疹、水痘、咽頭結膜熱、結核の8種類が含まれます。
その他、リンゴ病や手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱などは、なかなか体に免疫力ができにくく、有効なワクチンも作れないため、一度流行すると、あっという間に広がってしまう病気があります。園によってはこれらの病気に対しても登園を制限する場合もあります。
とにかく子どもの健康が最優先です。このような病気の症状がみられたら、ためらわずに小児専門医に相談してください。


−サ行−

指導要録(豊かな遊びは綿密な計画から)
子どもにとって意味のある「遊び」は、子どもをただ放っておいてもなかなか生まれません。
幼稚園では、先生があらかじめ一人一人の子どもの発達に必要な経験を見通して綿密な指導計画を立てるとともに、指導要録(子どもの発達の記録)を作成し、継続的な指導を行うようにしています。
この指導計画や指導要録に沿って先生は、子どもに応じて適切な援助を行い、遊具などを工夫して配置し、様々な遊びが生まれるようにしています。

自由保育
  自由保育という言葉は、子どもの自由な活動を尊重する保育という意味合いが強いのですが、実際には一斉保育の園との対比で使われることが多くあります。ところが、園によって自由保育という言葉を使っていても、保育方法や内容がさまざまで、その内容を一概に決めることはできません。子どもが自由感をもって活動するのは大切なのですが、ただ自由な時間が多くあって、子どもは何をしていいのかわからず不自由な保育もありえるからです。
その一方で、保育者間では、この活動は一斉(設定)保育で、この活動は自由保育の時に、というように、自由保育という言葉が同じ園内で保育の形態を表す意味として使われる場合もあります。
状況に応じて、さまざまな表情を示す子ども達を、広く深く理解していくためには、自由保育、一斉保育という言葉だけにとらわれず、保育者がどのように子どもを理解し、生活づくりをしているのかをみることが大事です。


−タ行−

縦割り保育
  年齢別のクラスごとの保育に対して、異年齢の子ども達をグループに分けて行う保育です。年齢の異なる子ども達がかかわることで、年齢別のクラスでは得られない育ちを得ることを目的としています。

ティーム保育
  すべての子をすべての保育者でみようとする本来の幼稚園の姿は、元々ティーム保育が基本であったのですが、小学校的な1クラス1担任という枠が強くなってくると、どうしても子どもへの見方、かかわり方が固定的になってしまいます。そこで、一人ひとりの子どもに対応する保育を実現するために、改めてティームで子どもを見る保育の重要性が見直されつつあります。

統合保育
  障害のある子どもと地域の子どもたちが、一緒に生活することです。障害のあることを特別視するのではなく、その子に配慮すべきことはあるのですが、その子も含めた園での生活づくりをしていく中で、お互いを理解し合い、育ち合う姿が見られるようになります。
そのため、一般的には、統合保育を行う園は、悩みながらも障害のある子どもに対して柔軟に対応するため、障害があるなしにかかわらず、どの子にとっても過ごしやすい保育になる傾向があります。


−マ行−

満3歳児入園
  学校教育法では、幼稚園に入園できるのは満3歳からとなっていましたが、制度的には、長い間4月に一斉に入園するのが慣例になっていました。
ところが、少子化や育児支援の流れを受けて、文部科学省は2000年から幼稚園に入園できる年齢を、満3歳の誕生日を迎えた時点まで引き下げ、4月を待たなくても幼稚園に入園できるようになりました。ただし、幼稚園によって、対応はまちまちで、満3歳児保育を行っていない園が多数あります。詳しくは各園にお問い合わせください。


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