幼稚園の日常

いのちの大切さ(2)

ついにこの日が来ました!!

アニメーションの日に起こった悲劇から20日が経った今日。一つだけ残っていたユリの蕾が咲きました!!!

 

 

 

 

 

 

 

朝幼稚園へ来るとまっ先に飛び込んできたこの光景。あまりの嬉しさに興奮して胸がドキドキしました。つい昨日にゆり組みの子どもたちと「もう咲きそうだね」と話していたところでしたので「きっと子どもたちは喜ぶだろうな」ととても待ち遠しかったです♪

一番最初に登園してきた一番線の子どもを靴箱のところで迎えて「ユリの花、見てきて!」と伝えると「何かな?」という様子で階段を登っていくと「わぁぁ!!咲いてる!わぁ!」と大興奮の表情を見ることができました。それは私の予想以上のリアクションだったので、いかにみんなもこの日を楽しみにしていたかが伝わってきました。

その後もしばらく「きれいやな」「やっと咲いた!」など話しながらユリの花を見つめる子どもたちでした。

残されていた一つの大切ないのち。無事に立派に咲き誇り、みんなの気持ちに答えてくれました!

帰るとき子どもたちは「さようなら」と私に挨拶したあとユリの花にも「さようなら」と挨拶していましたよ♪

過去の悲しみ・待ち遠しさ、今日のこの喜びを忘れず、これからも子どもたちには成長してほしいと思います。

 

話が少し反れますが、20日前の出来事があってから私自身も”いのちの大切さ”を痛感し、植物や虫・動物などに対する見方が変わり、例えていうなら、以前よりもプランターに植えられている花の土の色によく目がいくようになりました。

土が白っぽくなっていると水が不足しており、白く固まっていると完全に乾ききっています。

昨日の放課後、保育室に置いている”オジギソウ”に目をやると土が白っぽくなっていたので急いで水をやりました。すると「パチパチパチ・・・」という音が聞こえてきました。「何の音かな?」と顔を近づけてみると、水が土に浸透していく音でした。植物の音に関しては子どもの頃からいろいろ聞いてきたつもりでしたが、この音は初めてだったので驚くとともに「しっかり土も”オジギソウ”の根も呼吸して、いのちがあるのだな」と実感することができました。

 

 

カブトムシの幼虫をいただきました

先日、宇治田原町にお住まいの中辻様から幼稚園に嬉しいお知らせがありました。「カブトムシの幼虫が大きく育ったから、幼稚園でいかがですか」とのことです。

以前も何年にも渡り、夏前には大きく育ったカブトムシの幼虫を幼稚園に分けて下さっており、今年また嬉しいお知らせを頂いたので、さっそく居残りの子どもたち数名と宇治田原町の方へ行かせていただきました。

バスに揺られながら、たくさんの茶畑を越え、宇治田原町へ到着。

さっそくカブトムシの幼虫を見せていただき、触らせてもらいました。

「わぁ、やわらかいな!」「動いてる!」と大興奮。想像以上に大きいカブトムシの幼虫にびっくりしながらも、楽しい会話が飛び交いました。

最後に中辻様と記念に。

いただいたカブトムシは年長児のクラスで分けさせていただきました。

幼稚園の子どもたちが喜んでくれたら、と大切に育ててくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

またカブトムシが大きく育った様子を報告できるよう、大切に育てていきたいと思います。本当にありがとうございました。

バッタ!!

子どもたちとサッカースタジアムに”ツユクサ”や”マツバボタン”などの花を観察に行っていた時のことです。

園長先生から「ここにバッタがいますよ!」と知らせてくださいました。「バッタ!?」と興味津々でその場に近づいてみると・・・

ピョーンと見事なジャンプで草から草へ跳ぶバッタがいました!

さっそく手づかみでバッタを捕まえると、子どもたちも「ホンマや!大きいな!」「見せて、見せて!」と大興奮♪虫がやや苦手な子どもも「触りたい」と恐る恐る触ってみると「なんか可愛いなぁ」という声を聞くことができました♪

そして虫かごに入れてバッタをじっくりと観察。

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁ、肢ギザギザや」「目大きい!」「わっ、跳んだ!」「何食べるの?」と新しい発見をしたり疑問が湧いてきたりと会話が盛り上がりました。

昼から「バッタさんのごはんを探しに行こう!」ということになり園庭やサッカースタジアムなど探しに行きました。

これからバッタについて子どもたちと調べていこうと思います!

 

 

この実はな~に?

答えをすぐに言ってしまいますが、ビワの実です。幼稚園にもサッカースタジアムにビワの木があり、オレンジ色に熟してきた美味しそうな実がたくさんなっています。

でも、これは幼稚園のビワではありません。実は卒園児の保護者の方が持って来てくださったのです。

10年前にもも組だったKくん。サッカースタジアムのビワの実を自分たちで収穫し、いただいたあと、その種を大事に持って帰り鉢植えされたそうです。それが10年経って初めて実をつけたそうです。

「桃栗三年 柿八年 枇杷は九年でなり兼ねる」という言葉のとおりで驚いたと同時に、立派な実をつけたビワの木にKくんの成長された姿を重ね、嬉しくなりました。今では高校1年生となり、勉強にクラブにと充実した日々を送っているとのこと。

これからも、卒園児の皆さんの活躍を願っています。

 

プッシュバイクレース

昨日、ふとテレビでニュース番組(だったと思うのですが)を見ていると、子どもが自転車のような乗り物に乗ってレースをしている姿が目に入りました。その乗り物はプッシュバイク(ストライダー)というアメリカ生まれの、足で地面を蹴って進むペダルもブレーキもない乗り物だそうです。

この姿を見てすぐに思い浮かんだのは、約10年前から広野幼稚園にある赤い子ども用の自転車でした。この自転車に乗るときも最初からペダルをこぐのは難しいので足で地面を蹴って走り、次第に足を載せて乗れるようになっていく姿を見ていましたので、興味深く見させていただいていたのでした。

また卒園されたお母様方から「幼稚園であの赤い自転車に乗ってバランス感覚がついたのか、自転車に乗れるようになりました」と言っていただいたこともありましたので、これからもっともっとあの自転車を活用していこうと思ったのでした。

広野幼稚園でも、ぜひ自転車レースを開催したいなと思ったのでした。

追伸・・・この日のレースの1位の子には、京都府の男の子がいて嬉しく思ったのでした(^^♪