5月2013

ISO

広野幼稚園で取り組んでいるISO9001。

子どもたちにより良い保育を提供し続けられるように、現状維持で満足するのではなく、常に問題意識を持って、日々、向上していく気持ちを持てるようにと取り組んでいます。昨日・今日と二日間、昨年度の取り組みについての監査が行われました。

毎年この時期に更新審査として一日監査を受けるのですが、今年は三年に一度の再認証審査ともあり、受ける私たち保育者もいつも以上にドキドキでした。

結果は・・・不適合と言われる項目もなく、無事に監査に通りました!

これからも広野幼稚園の保育の質を高めるために、私たち保育者も人間性を高める意識を持って子どもに関わっていきたいです。

一日一日を大切に・・・

きらきらぱれっと、プレいちご教室

教室がスタートして、2ケ月が経ちました。子どもたちは、自分でリュックからお帳面やコップを出したり、片付けたりできるようになり、日々成長を感じています。

きらきらぱれっとでは、新聞びりびりをしました。びりびり破いた新聞をみんなで上に投げ、ひらひらと落ちてくると大歓声が沸きあがりました。

プレいちご教室では、小麦粉粘土、合わせ絵をしました。お母さんと一緒にこねこねしながら粘土を作っていきました。赤、黄、緑の粘土で、アンパンマンやソフトクリームを作りました。粘土の感触はとても気持ちよくて、たくさん遊べました。合わせ絵も、いろいろな形ができました。

 

みんなで食べたお弁当もとてもおいしかったですね。

 

いよいよ来週から母子分離です。頑張りましょうね!

 

 

 

アンドン仕立ての支柱を活用して美しい姿の維持を!

保護者の皆様方の中には、小学校時代に朝顔のアンドン仕立てを経験された方も多いのではないでしょうか。また、今、お兄ちゃんやお姉ちゃんが育てていますととおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。

アンドン仕立てには朝顔の蔓を誘引するために、一般に特殊な支柱が必要です。文章で説明するのはなかなか難しいですが、後で出てくる写真を見ていただければ少しは思い出していただけるのではないでしょうか。

この支柱を別の花に使ってみました。背が高くなる鉢植えのグラジオラスと、一日で一つの花はその寿命を終え、次の日には別の花にその座を譲るという奥ゆかしい(?)濃いローズ色のスイセンノウ、前者は風に吹かれると倒伏せの危険性、後者は背が高くなると、その姿が乱れがちなので、その予防という意味でこのアンドン仕立ての支柱を2種類の花の周囲に立てたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼稚園の世界においても、“この器具はこれだけに”とか、“この教材はこのシーズンの○○に”などと決めつけ、なかなか応用するということが難しいのかなと思うときもありますが、いつの時代においても、頭の柔軟度の必要性が薄れることはないと思っています。

事実、過去の子どもたちの口からも、江戸いろはカルタの画家の絵と絵本もちもちの木の画家が同じであるよとか、絵本ぐりとぐらの作者(画家)とそらいろのたねの作者(画家)が同じであるなどの声も出ています。

あやめ・アジサイ・クンシランが開花

アニメーションフェスティバルが終わった月曜日は驚きました。このところ、よみがえりつつあるせせらぎ(?)の流れに沿って植わっているアジサイとあやめが一気に開花したのでした。白色の日本アジサイの花の可憐さ、少し昔兵庫県の永たく寺で購入したあやめの開花に大喜びしていると、年長組の避難滑り台の下辺に置いてあるクンシランの赤いラッパ状の花も咲いていたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の前日、下鴨神社の近くにある出町のタネゲン(種苗店)でこっそりフウセンカズラの苗を購入していたのでした。蔓が伸び、風船上の実がなった何週間か後に、子どもたちをびっくりさせようと思い、プランターへの移植をしていましたので、その御褒美かなと自己満足したのでした。

 

このところ、10数年振りに園芸にも少々力を注いでいます。“昔とった杵柄”と言いますが、徐々にその昔、園芸雑誌などで得た知識がよみがえってくるのは不思議なことです。

 

“蒔かぬ種は生えぬ”と申します。せいぜい、花の力を借りて心優しい子どもたちが多く育って行ってくれたら、とてもうれしいことです。

二つの鉄棒を比べてみれば

 

 

この二つの折り畳み鉄棒の違いにご注目ください。子どもたちが逆上がりに取り組んだ場合、まったく同じ能力の子どもであれば、手前の鉄棒で取り組んだ子どもは上達が速く、後方の鉄棒で取り組んだ子どもは、今一つ進歩のスピードが遅いということです。

なぜそう断言できるかと言えば、手前の鉄棒の方が、バーと壁面の距離が10センチも短いからです。バーを両腕で握り、片方の足で壁面を蹴るというのが、広野幼稚園の逆上がりの指導法の一つでもありますので、子どもの足が壁に余裕をもって強力に蹴れるほど、上達するまでの期間が短くて済むということになります。

一般に幼児教育の世界では、“一人ひとりを見る”ということが過大に言い回され過ぎていますが、“二つを見比べてこそ、違いが分かる”というのが、広野幼稚園の基本理念の一つでもありますので、このような比較はもっと以前に分かっていてしかるべしであったと、少し残念に思います。

とは言え、この発見は今後の子どもたちの逆上がり指導の基本の一つになるであろうことは間違いありません。遅がけながら見つかったことを喜んではいます。