二つの鉄棒を比べてみれば

 

 

この二つの折り畳み鉄棒の違いにご注目ください。子どもたちが逆上がりに取り組んだ場合、まったく同じ能力の子どもであれば、手前の鉄棒で取り組んだ子どもは上達が速く、後方の鉄棒で取り組んだ子どもは、今一つ進歩のスピードが遅いということです。

なぜそう断言できるかと言えば、手前の鉄棒の方が、バーと壁面の距離が10センチも短いからです。バーを両腕で握り、片方の足で壁面を蹴るというのが、広野幼稚園の逆上がりの指導法の一つでもありますので、子どもの足が壁に余裕をもって強力に蹴れるほど、上達するまでの期間が短くて済むということになります。

一般に幼児教育の世界では、“一人ひとりを見る”ということが過大に言い回され過ぎていますが、“二つを見比べてこそ、違いが分かる”というのが、広野幼稚園の基本理念の一つでもありますので、このような比較はもっと以前に分かっていてしかるべしであったと、少し残念に思います。

とは言え、この発見は今後の子どもたちの逆上がり指導の基本の一つになるであろうことは間違いありません。遅がけながら見つかったことを喜んではいます。

倉庫の引越し!

人工芝東側にある倉庫には、屋外で使用する机が入っていました。
この机は、現在保育室で使用している机の数倍もの重さがあります。
イベント時には、リヤカーで運び出し、園庭へと運びますが、長い距離を持って運ぶのは本当に大変です。
この様子を見て”もっと簡単に運ぶ方法がある”とヒラめいた園長先生。
「机の保管場所は遠くなるけれど、運ぶのは軽トラックで近くまで入れる」というのです。
そしてさっそく行動・・・机は南ガレージの奥に運ばれ、軽トラックの進入スペースもOKです。

そして、空になった人工芝の倉庫は「水もの倉庫」と命名され、水槽や、水・陸両用掃除機などが保管されました。

重い机運びが楽になり感動です!