年中行事

楽器・おもちゃ感謝祭

先日のノーチャイムデーの後、楽器・おもちゃ感謝祭をおこないました。

いつも楽しく遊んでいるおもちゃや楽器が幼稚園にはたくさんあります。

長年たくさんの子どもたちと遊んだので、壊れてしまったものもあります。

直せるものは先生たちで直し、大切に使ってきました。

それでもどうしても壊れてしまったおもちゃや楽器は、「今までありがとう」という思いを込めて。燃やし、煙に乗せて空へ届けるのです。

今年の感謝祭には、音楽発表会の練習や毎日休み時間に何度も音を鳴らして遊んだ和太鼓や木琴のバチ、様々なお話の世界へ連れていってくれた絵本がありました。

和太鼓のバチは2本あり、「音楽発表会で和太鼓を使ったお友達はいますか?」という先生の問いかけに元気いっぱい手を挙げた子どもたち。

長年使ってきて、今年もたくさんの子どもたちが使ったのに2本しか折れていませんでした。

これはみんなが大切に使っているからですね。

そんなお話を聞いて、子どもたちみんなで目をつむり、今まで沢山の子どもたちを楽しませてくれたおもちゃや楽器に思いを寄せました。

物を大切に使う気持ちを子どもたちがこれからも持ち続けていってくれることを願います。

 

ほっぺが落ちた〜♪

二週間前、大雪で延期になっていたバウムクーヘン作り。子どもたちが心待ちにしていた今日、この日。「今日はバウムクーヘンやんな?」と登園するなりワクワクしている表情が手にとって伝わるほどでした。

10時前から火を起こし始め、炭の加減が良くなったのを見て焼き始めます。運転士さんが用意してくださった竹をしばし炙り、生地をくっつきやすくします。何でも基礎が大切です。初めの2,3回は先生たちがクルクルと回して生地を焼き固めた後は、子どもたちにバトンタッチして焼いてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいしくなあれ!」の掛け声や、塗ってすぐ落ちそうになる生地に「落ちないで〜」と言いながらクルクル回す姿が可愛かったです。6回、7回と重ね塗りして焼くうちに竹も重くなり、大きくなるバウムクーヘンに「早く食べたいよー」と胸が膨らみます。

長さ30cmほどの大きなバウムクーヘンを竹から抜き取る瞬間は、担任も上手くいきますように・・・とドキドキしました。

輪切りに切って見てみると。。。木の年輪のようなきれいな仕上がりになり歓声があがりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いただきまーす!」と口に頬張った子どもは思わずニッコリ。「美味しーい!」「ほっぺたが落ちた」「もったいないからチビチビ食べるわ」と、それはそれは幸せなひとときだったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、年長組さんがノーチャイムデーでクッキーを作っておすそわけをしてくれたのを思い「今度はみんなが小さいお友達におすそわけしてあげる?」と、年少組さんにおすそわけを持って行ったのでした。

なんだか、幸せのリレーでお腹も心もいっぱいになったのでした。

鬼のお面七変化

今日は節分。ちびっ子鬼たちが園庭にたくさん現れ「鬼は、外!」「福は、内!」と、賑やかな豆まきを行ないました。各々が、自分で作ったお面をつけて楽しいひと時を味わったのですが、そのお面を作った時に、大変素晴らしい発見があったのでした。

それは、一つのお面に顔がいくつもあるという下記のようなお面です。

画用紙に丸を描いてから半分に折り、線の上を切り取ると目になるということをクラスで話し、鼻や口は切る角度や形を変えるだけでできるので、みんな違う表情のものができあがります。

作っている途中で、「失敗した…失敗した」と言っている子どもがいました。画用紙に穴を開けたものの、自分の顔にピッタリ合わないほど目の間隔が開きすぎたようです。

「いいやん、もう一つ穴を開けてサイズを合わせたら?」と、そのまま続行するよう声をかけました。しかし、また穴を開けても「失敗した…」と言って、穴が四つ開いていることが気に入らない様子です。「目が四つ開いている鬼もいるよ。講堂には目が一つの鬼もいたし。一本角や二本角もいるから、鬼にも色々いるよ」そう話すと、気を取り直した彼は、四つの穴に目を入れ替えて覗き、楽しみ始めたので「いいね、お面一つで二つの顔が楽しめるんじゃない?」そう言葉がけると、先程までの表情がガラリと変わり、嬉々として続きを作り始めたのでした。

そして出来たのが上記のお面です。私は穴が四つなので二匹の鬼の顔を作ったのかと思いきや、穴を覗いて遊んでいるうちに一つずつずらすと三つ、顔にあてはまることに気づいたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すごい!三匹の鬼に変身するお面?面白いなあ」と盛り上がっている部屋へ、たまたま用事で来られたのは川上先生。「へええっ、本当にすごいね」と感心した後、「うわっ、先生、四匹目の鬼を見つけたよ」そう言って、端の二匹の鬼の鼻で山折、真ん中の鬼の鼻で谷折をして、端と端の鬼の顔半分ずつをくっつけられたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…少し画像ではわかりずらいですね。。。三人寄れば文殊の知恵ではありませんが、どんどん進化していく一枚のお面。

その頃には、「失敗した…」と言っていた子どもの顔は自信に満ちた顔つきになっていました。失敗は成功のもと、失敗を何に変えていくのか考えさせることこそ、させたい経験だと思います。

最後に、先日のブログでも紹介されていた幼児教育研究大会で浅見先生が砂場遊びについて発表されていたことが、私の胸に響いたので紹介しておきます。

「想像と破壊ができる遊びが砂場遊びです。失敗を繰り返し、試す遊び、その中で感性が育っていくのです」

私たち保育者が胸に深く刻んでおかなければならない言葉だと思いました。

皆さんのところにもたくさん福が舞い込みますように。。。

第二回縄跳び大会

今日は年中児の第二回縄跳び大会が行われました。

昨日は屋根に雪が積もり寒いお天気でしたが、今日はいいお天気にも恵まれ、子どもたちの笑顔が溢れる一日となりました。

第一回のときよりも少しレベルアップした内容の競技を行ない、走り跳びでは、サーキットのように自分のクラスの旗をぐるぐる回りました。しっかりとクラス旗の右を回り走っていく子どもたちの姿に、左右の認識が確実に身についてきているなと感心しました。また取り組み始めた頃は走ることと回すことを同時に行うことが難しく、ぎこちなさを感じていた子どもたちも、縄を勢い良く回し走れるようになってきました。

 

走り跳びは縄を“回す”ことが大切になってきますので、縄跳びの練習としてもとても意義があります。これからも引き続き取り組んでいきたいですね。

その後は30秒間で何回跳べるかをそれぞれ競い合いました。少しでも多くの数を跳ぶぞ!と意気込みが溢れる子どもたちの表情と、リズミカルな縄の音が園庭に響きわたりました。

 

一人あたりの平均数を出し、前半チームはさつき組、後半チームはばら組が一位でした。

「もっと跳びたかった!」という声も聞こえ、とても楽しい会となりました。

これからも寒さに負けない元気な身体作りのために、縄跳びに取り組んでいきたいと思います。

 

カルタ大会 初日

年長児カルタ大会が開催されました。11月から取り組んできた江戸いろはかるたで行いますが、このかるたの絵札は滝平二郎先生の切り絵です。「花咲き山」や「モチモチの木」の絵本で子どもたちも馴染みがありますので、より親しみを持って取り組むことができました。また、何度も対戦していく中でそれぞれに得意の札も出てきたようで「犬も歩けば棒にあたる」「花より団子」など読まれるや否や我先に手を伸ばすようになりました。

年賀状に「カルタ大会頑張ります!」とメッセージを書いてくれたお友達もおり、意気込みを感じます。10日の金曜日にクジで対戦相手が決まると更に闘志がみなぎってくるようです。「負けへんで」「頑張ろうな」とお互いに声を掛け合う姿も見られました。

10時。いつもと違い緊張感漂う講堂に、年長児全員が集まり向かい合ってかるたを並べます。並べ終えると自分の得意とする札の場所を確認したり、素振りをして緊張をほぐしたり・・・。そして一枚目の札が読まれると「はい!」の声とともにバン、バンとかるたを取る音だけが講堂に響いていました。トーナメント方式ですので、一回戦で負けてしまうともちろん二回戦に進むことはできません。やり直しがきかないのでどの子どもも札を見つめる姿は真剣そのものです。

勝敗が決まった時点で悔し涙を浮かべながらも、最後の札が詠まれるまで投げ出さずに対戦している子。接戦を征し勝った子ども。持てる力を出し切ったからこそ嬉しさ、悔しさも相当なものだったことでしょう。みなさん、よく頑張りましたね。

明日はいよいよ最終決戦です。各クラスで勝ち上がった4人の子どもたちにどんなドラマが待っているのでしょうね・・・