幼稚園の日常

地震の避難訓練実施

 

2学期になり、子どもたちの園生活も落ち着きをとりもどしたようです。

そこで昨日、地震の避難訓練を行いました。

10時10分に、園に設置してあります緊急地震速報を鳴らしました。

“緊急地震速報”と言うのは、震度5弱の地震が来ることを感知すると、自動的に避難の放送が

入るというものです。

避難訓練の時は、放送が入ってから10秒、時間があるように設定されています。

この10秒の間に、先生や子どもたちが、より安全な場所へ移動したり、園庭に出たり、

保育室の中央に集まったりします。

それぞれのクラスが、どのような動きをするか、避難経路をたどるかは、前もって決められており

前日の打ち合わせで、再度確認しています。

子どもたちは久しぶりの避難訓練にも関わらず、静かに担任の先生の後に続いて避難できていました。

 

夏休みに見直した、防災マニュアルにもありましたが、もしもの時に先生や子どもたちが、

スムーズに避難できるためには、やはり何度も訓練をしておくことが大切だということです。。

 

 

 

名月だ

今日は十五夜。中秋の名月がくっきりと見ることができそうな空模様だったので、子どもたちにも「寝る前に見てごらん」と話していたから、今頃、空を見上げて家族で静かなひと時を過ごしておられるかもしれませんね。

秋の澄み切った空気の中で輝くお月さまを見て「あれがほしい」と口にされたお子さまはおられますでしょうか。

 

「名月を 取ってくれろと 泣く子かな 小林一茶」

そんなことを昔の子どもも言っていたのでしょうね。

「名月や 池をめぐりて 夜もすがら 松尾芭蕉」 名月つながりでもう一句。

「菊の香や 奈良には古き 仏たち 松尾芭蕉」 明日は重陽ですので、菊の一句もおまけに。

 

こんな素晴らしい俳句に触れられることができるのも年長児ならでは。部屋で2学期から取り組むカルタの一つに、俳聖カルタというカルタがあります。今日の俳句は全て、このカルタに含まれている句なのです。

上の句(初めの5文字)を聞いてから下の句(後の7、5文字)が書いてある札を取るカルタなので、慣れるまでは少々、難しいカルタではありますが、日本人なら味わってほしい素晴らしい俳句が詰まっているカルタです。からだを動かす、動の活動が続く季節ですが、静の活動で心も頭もスキッとした時間を持ちたいものです。

「小言いう 相手もあらば 今日の月 小林一茶」

さて、私も小言を言いあえる家族団らんのひと時を過ごすべく、帰路につきます。

ごきげんよう、さようなら。

こどものうた楽譜集

以前に、今年の夏季保育中に、全学年の月の歌を見直し、新しくリストの作成に取り組んでいたことをお伝えしていたかと思います。曲名はもちろんのこと、テンポ・拍子や調、その歌にまつわる逸話や、作られたときの背景なども書き加えたことで、60%~70%は完成に近づいたのではないでしょうか。今後は全ての歌を変えるのではなく、毎月1、2曲は入れ替えて歌って行きたいと思っています。

少し話は変わりますが、今週の月曜日から各短大や大学より実習生が来られています。今日は実習生の様子を見に、大阪国際大学短期大学部の実習担当の先生が広野幼稚園にお越しくださいました。

音楽の先生でもあり、ご自身が編集にも携われた『こどもうた楽譜集』という歌の本を、「ぜひ広野幼稚園に」とくださったのです。

まず目に留まったのは、目次です。季節の歌、動物・植物の歌、・・・おはなしのうた。「おはなしのうた?!」

幼稚園にもたくさんの歌の本はありますが、“おはなしのうた”というカテゴリーでくくられているものを見たことがなかったので、思わず手をとめたのでした。金太郎や桃太郎、おむすびころりんなど、子どもたちにも馴染みのある昔話の歌がたくさんありました。絵本の読みかけ時にいっしょに歌うのもいいなと思いながらページをめくると…

次に歌いだし索引という目次がありました。歌いだし(約2~3小節)の歌詞が書かれており、それが全て50音順に並べられているのです。

アイアイ アイアイ おさるさんだよ…アイアイ あかいあかい もみじのは…紅葉 )

この検索方法ならば、たとえ題名を忘れたとしても、すぐに曲名を見つけることができます。「早速、広野のリストにも付け加えなければ・・」と思ったのでした!

この本は書店にも出版されていますので、興味のある方はぜひご覧になってくださいね!

ようこそ、広野中学の生徒さん

今日は広野中学の生徒さんが、職場体験に来られました。

8月の末に、体験に来るメンバーがファックスで送られてきたのですが、

5人のうち、3人も卒園児が含まれていました。

その年により卒園児が含まれていないこともあるので、大きくなった子どもたちに会えるのを

楽しみにしていました。

 

3日のオリエンテーションに5人の生徒さんが来られたのですが、小さい頃の面影を残していて

すぐに分かりました。(むしろ、小さい頃そのままの子もいらっしゃいました。)

オリエンテーションでは、どの生徒さんも真剣に話を聞かれていたのが印象的でした。

 

そして今日は、一人ずつ各保育室の入って、お兄さん・お姉さん先生として活躍してくれました。

卒園児さんの中には、昔の担任の先生のクラスに入った生徒さんも居り、先生との会話も

ずいぶん弾んだようです。

帰りにはお兄さん・お姉さん先生と、子どもたちもすっかり打ち解け、

汗をいっぱいかきながら、遊んでいました。

明日も元気に頑張ってくださいね。

 

 

 

 

誕生会の中で・・・

今日は年長組の8月生まれのお友達のお誕生会でした。

いつもとは少し違う雰囲気で、夜をイメージして講堂を暗くして行ないました。講堂に飾られたイルミネーションや飾りに、参加した子どもたちも興味津々で見入っているようでした。

さて、年長児ではお誕生会に自分の大切な宝物を持ってきて紹介してもらうのですが、今日ある子どもが自分の宝物として、園から送らせていただいている年賀状や暑中見舞い、入園前のぱれっと広場への案内などのハガキも持ってきてくれました。

なんとお姉ちゃん2人の分と合わせて30枚近くのハガキを今でも大切に保存してくださっているとお聞きし、ご縁があってお姉ちゃんも私が担任していたので私からの手紙が11枚もありました。

当時を思い出しながら心がとても温かくなりました。こんなふうに、こちらから送った手紙を大切に保管してくださっているお家の方の思いがとてもありがたく、嬉しく思ったのでした。

こちらからのハガキが宝物として登場したのは初めてだったので、園長先生はじめ職員室でも歓声があがりました。