京の七夕

観光都市京都が夏枯れのシーズンにも観光客に来ていただこうと考え、

2年前から始まった京の七夕、近年整備された堀川と加茂川会場をメインに

今年は5日からお盆前の13日まで行われています。

この新興の観光事業、立ち上がりからその発展振りを眺めようと、

1年目・2年目・3年目と毎年堀川会場に足を運んでいます。ふだんは自由に

行き来できる堀川の河畔もこの期間ばかりは北行きの一方通行です。

 

もしも行ってみようかなと思う方は、京都駅からですと、市バスの9か、

50番に乗車、堀川御池、もしくは二条城前での下車がおすすめです。

ちなみに、この期間中、協賛事業としてか、二条城の夜間拝観は無料です。

お目当ての京の七夕は堀川通りを横断され、河畔に降りられますと、

青色のLED電球が無数に上流から流れてきます。

一瞬のうちに、現世から幽玄の世界に導かれたような感を覚えます。

当然、初めて来られた方からは「あっ」と声にならない声が発せられます。

 

人の流れに沿って川をさかのぼりますと、竹で編んだアーチの上には

目にまばゆいLED照明の天の川、流れの中には、昔は日常生活のなか、

加茂川などで行われていた色も鮮やかな友禅流し、川の両側には、

仙台の七夕で有名な吹き流しが5本程度、その他、著名な方の書や精華大学

の学生たちが出品している竹の芸術作品、定番の笹飾りの出品者の中には、

仁和寺近くにある天授が丘幼稚園の園児の作品もありました。

 

自らがLEDの電球を流すことは¥300を出すとできますが、残念なことは、

その行方を自分が追って行くことはできません。先に述べたように一方通行だからです。

明日には、加茂川会場の様子も書こうかなと考えていますが・・・。