オリンピックが来るたびに…

この一週間、深夜のオピンピック放送で寝不足の方が多いのではないでしょうか。お見舞い申し上げます。

多数のメダル受賞者が出ている中で、前半戦のヒーローは何と言っても体操競技の内村航平選手だったのではないでしょうか。信じられない空中感覚の持ち主は、幼稚園時代から小学生にかけてトランポリンと遊んだことによって生まれたと報道されています。

この体操競技についての一つの秘話を申し上げますと、広野幼稚園の卒園生の中に、1996年のアトランタオリンピックに出られた方があります。前田良生氏です。西宇治中学校→城南高校→九州共立大と進まれ、高校時代は無名(?)だったのですが就職されたカワイ楽器で、彗星のごとく現れ、晴れの出場権を獲得されたものです。

後年、広野幼稚園でトークショーを催した際のお話では、体操を志された動機は、幼児期、当時も英雄だった仮面ライダーにあこがれ、絶対、あのような動きをしたいということからだったとお聞きしました。

それともう一つ、このようなトークショーに出ていただくと、たとえ、2・3日でも練習ができないのではないかと質問いたしますと「いや、私は他の人と違って、少々練習を休んでも気にしないタイプです」とおっしゃったことが記憶の奥に残っています。

オリンピックに出る方といえば、お盆も正月も返上して練習される方がほとんどだと思いますが、オリンピックが巡り来るたびに、個性は人によって違うものだということをなつかしく思い出しています。

それから10数年後、前田氏のお兄さんのお子さま二人も広野幼稚園に入園され、梶田先生や平先生他がうけもったこともありました。