日本三大つるし飾り

日中は35度を越す猛暑でしたが、夕方からは涼しい風が吹くという予報を信じて

“京の七夕”加茂川会場へ出向きました。幼稚園からの帰り道、御池のゼストにくるまを置き、

加茂川河畔を御池通りから四条通まで歩きます。

なぜ、加茂川会場へ向かったかと言えば、風鈴を展示しているところがあるということで、

そこは絶対見なければという使命感に燃えて出発です。

 

周りからは有名な料亭の“床”で飲食を楽しむ方々の姿やおいしそうなにおいが漂ってきますが、

やせ我慢ではなく、あまり関心はありません。笹に飾った五色の短冊や吹き流しを

一段ときれいに見せる照明効果はいかがなものかと目を輝かせるのみです。

 

上流から下流へ流れる涼しいぐらいの川面の風で小ぶりの吹き流しが横に流れ、

さほど明るくない照明とあいまってとてもきれいです。笹飾りはほとんどが既製品だったので、

一段と映えたのかも知れません。

 

ちなみに、この距離を、京都通り名を示すわらべ歌でイメージしていただくと、

御池、姉・三・六角・蛸・錦、四ですから、5、600メートルでしょうか。

 

残念ながら思わしい風鈴には出会わなかったのですが、“犬も歩けば棒に当たる”ということで、

思わぬ収穫もありました。それは、3月のイベント、ひな祭り(人形)についてです。

伊豆半島は稲取の方から吊るし飾りについてのパンフレットやお話を聞かせていただいたのでした。

 

ひな人形と言えば、京都の方はすぐに絢爛豪華な7段飾り、5段飾りをイメージされると思いますが、

日本には、伊豆半島は稲取りの“つるし飾り”、

九州は柳川の“さげもん”、

東北は山形は酒田の“傘福”

があるということでした。

 

広野幼稚園では、7段飾りの両脇に2本飾るのを常としていますが、

このようなバックグラウンドを知らずして飾っていたことを恥じました。

自称 保育バカ