幼稚園の日常

小さい積み木とマッチ棒パズル

今月初めに、”自称保育バカ”さんが「小さいつみ木の整理、遊びの広がり」について投稿しました。

ただ積み上げることに終始していることが多かったのですが、3学期のスタートの時に園長先生からその話を教えていただき、自分のクラスでもやってみようと思っていたところ、先日のノーチャイムデーで「小さい積み木と遊ぼう」の担当になりました。

その時、園長先生からさらに面白い提案を受けました。

「マッチ棒パズルを積み木で代用できるのではないか」

なるほど!と思い、ノーチャイムデーで実践してみました。
黒板に「1、積み木4個で倒れた椅子を作りましょう 」(_┃=)

「2、積み木2個だけ動かして椅子を起こしてみましょう」という問題を描いておきました。皆さんわかりますか?

子どもたちはまず問題の形を積み木で真似る(模倣する)ところから始まります。
「2個だけ」というところが子どもたちには少しむつかしかったようで、しばらく考えていましたがひらめいた時の嬉しそうなこと。

わからなくても、答えを教えて貰ったときに「あぁぁ!」とすっきり。
この分かった!という感覚が脳にはとても良いらしいです。

少々悩んでいる子どもたちには、「積み木10個でマルを作る」などをやって楽しみました。

このマルも、普通の丸以外にも、千枚漬けのようにひとつづつずらしてマルを表現するなど、いろいろな「丸」の作り方があるので答えは沢山あります。

その後、積み上げる以外の遊びは…と考えていると、10個の積み木を使って顔を作っている子、カニのハサミのような形を作っている子がいました。

これも積み木で表現することだと思い、そこに居た子どもたちみんなで大きなカニを作ろう!と提案し、大きなカニを作りました。

「次はロケット作ろう!」と、お部屋いっぱいの大きなロケットを作りました。作っていくうちに「宇宙の星がいるね」「僕は宇宙人を作る」 宇宙人の横はほうき星です♫

「ロケットの炎の所はどうしよう…

あ!三角をいっぱい並べよう!!」

とみんな積み木をどのように組み合わせたらその形になるか楽しみながら自分なりに表現して、お部屋が大きなキャンバスになりました。

ロケットに乗って出発です♫

楽しんだ後はかたづけです。

これも園長先生の教えてくださった方法で、積木4つを1セットに真四角に美しく、楽しくかたづけられました。

縄跳び指導の小さな一歩

年中児が10月から取り組んでいる縄跳び。冬休み明けに「先生、持って帰って家でも練習したから、続けて跳べるようになったよ」「後ろ跳びもできるようになってん」とうれしい報告をしてくれる子どももいて、幼稚園の延長線で、家でも活動を続けてくれていることに大変うれしく思いました。

担任として、自分のクラス全員の子どもに出来た喜びを味わわせてあげたい、そう思って「縄跳びに行こう」と誘ってみるものの、「がんばれ!」「(手を)回して!」というような助言だけではそうそう縄跳びは跳べるものではありません。

初期の指導では、縄跳びを半分に切ったものを両手に持たせて跳ぶことで、ひっかかることなく手を回しながら跳ぶ喜びを味わいつつ手首を回すコツを習得させたり、動く縄が頭や服にひっかかる子どもには、縄の柄から30cmほどプラスチックの装置をつけて、縄の動きをセーブすることで跳びやすくしたりと今までも子どもを助ける手立てを講じていました。それは20年以上前、広野幼稚園に来てから耳にした小学校の教育技術法則化運動の代表でもある向山洋一先生の指導に基づくものです。

もっと早く、子どもに跳ばせてあげられる方法はないのかとパソコンでいろいろと検索してみたところ、ある画像に目がとまりました。画用紙をクルクルと筒状に丸め、縄跳びの中央に通して跳ぶだけというものです。以前も縄の中央に結び目を作って重りのようにしていたことはあるのですが、さらに重さが出るのと、筒状ということで縄が波状にならず跳びやすそうです。子どもたちが造形材料として持ってきてくれていたキッチンペーパーの芯があったので、早速それで試してみました。今までは左右の柄を長く固定して跳びやすさを試みていましたが、縄の中央へ固定された場所が変わっただけなのですが試してみる価値はありです。

ずっと手を回し続けなければいけないという認識が出始めた子どもに筒を入れて試してみたところ、筒のおかげで反動がつくといいましょうか慣性の法則といいましょうか、一度回して跳び終わった縄が子どもの前に回ってくるのです。これはすごいことです。一回跳ぶことは簡単でも、続けて二回跳ぶのが壁なのです。(反対に、二回跳べたらもう縄跳びは跳べたも同然なのです)それが、一回跳んだ後に縄が目の前にくるのです。何人かの子どもがこの筒をつけたことでコツをつかみ、縄が回せるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

藁をもつかむではないですが、子どもにとっていいと思われることは一つひとつ試していきたいと思います。私たち保育者にとって、子どもの「できた!」というときのキラキラ輝く目をみることが、一番の喜びだからです。

寒い日が続きますが、子どもは風の子、その言葉通り縄跳びで体がぽかぽかの子どもたちです。先生も子どもを思う気持ちを熱く、関わっていきたいです。

剪定されたその後・・・その2

先日、剪定された樫の木の太い枝は、銭湯に寄付させて頂いたお話をさせて頂きましたが、

(詳しくは1月7日のブロクを見て下さいね)今日は剪定された葉のその後のお話をしたい

と思います。

ご存知な方もいらっしゃるでしょうが、剪定された樫の葉は、東の砂利道へ運んでいます。

人が踏むことで土にかえり、花の栄養となるので広野では、剪定された葉も無駄にすることなく

利用しています。

昨日、東の砂利道を歩いておられる男性から「まるで比良山を歩いているようですね。

心地良くなりました。」と声をかけられたという嬉しい話を園長先生からお聞きしました。

広野で行なった行為がそんな風に感じて頂けることは、大変嬉しいことです。

さっそくいちご1組2組の子ども達とその雰囲気を味わいに散歩に出掛けました。

大好きな園歌を歌ってのお散歩♪

樫の葉を踏むと「先生!フワフワする!」

「クリの匂いがする!」と興奮しながら話していました。

樫の葉の感触・匂いを感じた楽しい散歩となりました。

 

 

今日は何の日?

今日は15日ですね。

突然ですが、15日は何の日でしょうか?

ハンドルネーム 乗り気コラムさんから「15日は何の日だと思いますか?」と聞かれ

頭の堅い私は、何の日だったかなと考えこんでしまいました。

「今日はいちごの日ですよ」と笑顔で教えて下さいました。

なるほど1と5でいちごの日!

さっそくいちご組の子ども達に話することにしました。

日めくりカレンダーを使って話をすると・・・

「今日はいちご組の日!ヤッター!」と喜ぶ子ども達。

すると「あ!〇〇ちゃんいちご(15)や!」と発見してくれたお友達がいました。

着用しているビブスの番号が15だったんです。

「あ!私は?」と自分のビブスやお友達のビブスを見て何かなとみんなで考え、

乗り気コラムさんから教えて頂いたいちごの日から数字に興味を持った楽しい日となりました。

乗り気コラムさんありがとうございます。

これから毎月15日はいちご組の日!にしたいと思います!

毎月15日が楽しくなりそうですね♫

 

昨日に引き続き・・・

昨日、ハンドルネーム“自称、保育バカさん”が書かれたブログの中に紹介してくださっていた自動車の玩具について引き続き書かせていただきたいと思います。

作品展後、他の先生方のクラスで作っておられた子どもたちの発想豊かなアイデアを見せてもらったりハンドルネーム“自称、保育バカさん”から保育の中での製作活動についてのお話を聞かせていただき、私も量販店の中で何か子どもたちにぴったりの玩具はないかな・・・と探していると私の目にこの商品が飛びこんできました。

このブロックはニューブロックの中でもなかなか人気なようで、1つだけ残っていたので私も“これだ!”とピンと感じ、即購入したのでした。

中身を開けてみると、このブロックの部品の一部は年少児のクラスにある物もありましたが、長年保育室で遊んでいると劣化し、怪我防止のため処分しますので他の種類のブロックと混ざり合って車を作るには部品が不足していたのでした。

 


 

その後、園内にあるブロックを全て1箇所に集めて種類ごとに分けて見ると、ブロックの中にもさまざまな形や種類があり、おもしろさを改めて実感したのでした。
また子どもたちの豊かな発想力をブログなどでも紹介していきますね。

お楽しみに・・・