成長とは・・・

この地味な写真は何でしょうか?

答えをすぐに言ってしまいますと、芝桜です。

え?芝桜?もっと華やかでかわいいものじゃ?とお思いになられるかもしれませんが、先週に園長先生がサッカースタジアム東側に植えてくださったものです。

個人的に私も大好きな花で、春に家の前の花壇に咲いているご家庭を見ると羨ましく、何年か前に、自宅で植えたことがあります。

しかし。。。

この芝桜、なかなかきれいに広がらず、私が夢見るような隙間ない一面の芝桜には育ってくれないのです。一年目はもちろん、二年目も三年目もなかなか美しくは咲き誇りません。

そんな好きな花を植えてくださったことが嬉しく、今日、様子を見に行って見ると・・・やはり元気がなく、ちょっぴりぐったりとしています。

何年経ったらきれいに咲き誇るかなあ・・・と思いを巡らしていますと、まるで花育ては子育てみたいだなあと気づいたのでした。

どれだけ今、栄養や水をあげても花になるまでには時間がかかること、それは、どれだけ愛情をそそいでもなかなか結果が見えない教育のよう。見えなくても育っていないわけではなく、何年も何年も経ってから、あの時のいろいろな関わりが後につながっているのだとしみじみ思います。

新年度、新しいクラスの子どもたちと関わる今日この時間が本当に大切な一瞬、一瞬なんだなと思いました。

芝桜の成長を見守りながら、そう感じたことを忘れないでいきたいと思った春の日でした。