たこたこあがれの曲を発見!

12月の年少児のカリキュラム検討会におきまして、演奏曲“ソラシーラソ、ソラシラソラーー”について疑問が出されました。

この音色は、広野幼稚園を在園した子どもたちにとっては、鍵盤ハーモニカにおいて最初に取り組んだ曲と認識していると思われますが、保護者の皆様には、昔なつかしいチャルメラの音、すなわち、夜泣きそばの呼びかけ曲とご記憶の方も多いのではないでしょうか。

指の筋肉が未だ十分発達していない年少児にとって、人差し指と中指で奏することができる“なべなべそこぬけ”の曲と並んで、子ども自身に吹けたという喜びが味わえるということで、広野幼稚園としては、このメロディーをとても大切にしてきたのでした。

しかしながら、時は流れ、今の子どもはチャルメラをイメージできないのではないかとの疑問がベテラン保育者から出されました。それはその通りなのですが、さりとて、急にこの曲に変わる簡単な曲があるかということで、あっと言う間に、数週間が過ぎたのでした。

ラッキーなことに、ひょんなところからそれに代わる曲が見つかりました。一昨日、一昔前にISO14001(環境)の認証に当たり、大変お世話になった方からお電話があり、その当時の書類を探していると、たまたま並んでいた音楽の本の中の一冊に、“たこたこ あがれ”の曲を見つけたのでした。

この曲は、“ラソラソラララー ララソソラララー”とラの音とソの音しか使いません。これなら、年少児たちにとっても比較的容易に弾けます。

これから先の50年、この曲は指使いのおぼつかない子どもたちにとっても親しまれ、また、保護者のお耳にも届いていくことでしょう。