「お湯、沸いてないよね?」「沸いてるよ」の会話の中に?

「お湯沸いてないよね」と奥さんが尋ねられると「沸いてるよ」と答えられたというご主人。何のことはない会話で幕を開けたのは、今日の朝日放送ラジオ、“おはよう朝日、道上洋三です”です。以後、9分間にわたり、アシスタントの吉田しおり姫との会話が続きました。

結論から言えば、上の会話を聞いて“ピン”と来ないでしょう広野幼稚園の先生は、子どもの言葉や行動をなかなか収集できない方と言えるでしょう。

“お湯、沸いてないよね”と尋ねた奥さんは、次のご主人の“沸いてるよ”の答えに、即座に“ああ、沸いているんだ”と行動を移されたところ、案に相違いして、未だ沸いてなかったので、奥さんが大変怒られたという話でした。ご主人は“沸かしているよ”という現在進行形の意味で気軽に応答されたようです。

今、現在すでに沸いているか、現在進行形であるか、発信によっても違うでしょうし、日本語の微妙なところです。どちらに軍配をあげるかは、人によってさまざまでしょう。正誤の問題ではなく、お互いに理解し合うことはできなくても、譲り合うことが必要なのでしょう。

また、パーソナリティーお二人の会話では、忙しい朝であるか、ゆったりと時が流れる昼の時間帯などによっても、角突き合わす度合いが低いのではないかということでした。なるほどっと思った次第です。

広野幼稚園では、ギネスへの登録が門前払いになった後も、このような会話や行動の行き違いを継続して集め続けています。膨大な逸話をパソコンのエクセルに変換し、できるだけ、短時間で“子どもたちの真の世界をかいま見ることができる”データを作りたいと努力しています。

この作成にかかわっている人間の一人として、どの程度までより良いデータになるかという楽しみが大きいです。

ただ今、このデータの分析に当たりまして、本(本格的雑誌)の編集者(草立て)もしくは、心理学者のご助言がいただけたらと願っています。

“私が”とか、“お知り合いの方”がありましたら、ご連絡ください。

忘れ物をホームページの一隅に

持って回った言い方で申し訳ないのですが、広野幼稚園がパソコンの画面を使って落とし物・忘れ物の連絡をしていたのは、現在使っている園児管理システムの一世代前のパソコンでした。その頃は、今のように画像処理が簡単にできる時代ではありませんでしたので、なかなかその現物(状態)を保護者の皆様にお伝えすることはできにくい状態でした。

7・8年前に現在使用しているシステムに変更した際に、この忘れ物・落とし物情報に関する欄(?)が飛んでしまったのでした。最近ようやくこのことに気づき、忘れ物・落とし物欄を広野幼稚園のホームページのフォトシネマ欄に復活するようにいたしました。誠にお粗末なことで申し訳ございません。

“それにしても”の思いがしきりです。現在では、携帯電話の時代が去り、スマートホンの時代に移ろうとし、パソコンの容量の飛躍的拡大によって、画像の転送が日常的になってきているのに、このことに気づかないとは、なかなか人間の頭というものは、都合よく働いてくれないものです。

これ以後は、広野の歴史の一コマの紹介となる訳ですが、現在幼稚園が更新を続けているISO9001(品質管理の国際標準規格)の前には、戦後の日本経済の発展の原動力となったTQC(小グループに分かれての品質改善)活動がありました。この世界において、世の中の大企業(現在のJRやパナソニックなど)に伍して、近畿支部長賞を獲得したことがあったのでした。

そのテーマは“忘れ物を絶滅させよう”でした。このような栄光に輝いた事業所であっても、これを維持することの難しさを改めて感じているところです。