毎度ご乗車ありがとうございます 次は○○駅~

冬休み中もかしのみくらぶで登園していた子どもが、部屋に遊びに来られた園長先生に「僕、出町柳までの駅、全部言えるで」と話しかけました。「へえ!ほな、それをすごろくにしてみたら?」それを聞いて、さっそく電車好きな友達と駅名を次々に書いてつなげていました。

できあがったものを見させてもらうと、好きな駅名をじっと眺めているからか難しい駅名も漢字で書いてあり驚きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

周りの子どもたちと、作ったすごろくで遊び始めると「次は○○駅に停まります」とコマを進めるたびに車掌さんのアナウンスのような掛け声があがります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さな紙では足りないようでしたので「カレンダーの裏を使ってみる?」と声掛けると、喜んで次のすごろくを作っていました。色を塗って沿線を分けたり、サイコロの目によっては急行と特急が停まる駅まで進める…とルールを増やしたり、どんどんアイデアが膨らんでいき、見ている方も楽しい旅気分を味わえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど、冬休みに私の家族が買ってきた新幹線の停車駅カルタがあったので、見せると興味津々。

カルタとして遊べるだけでなく、その駅の地図や観光地などの情報がわかったり、駅名をつなげて遊べたりと用途がいろいろあるのも魅力的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

明日から新学期が始まりますが、既製のものの良さももちろん大切にしつつ、アイデア次第で好きな遊びを作り出していく言葉掛けをして遊びの幅を広げてあげたいと思ったのでした。

新学期、出発進行!

ビブスを着用しているのは・・・

明けましておめでとうございます。

冬休みの間、皆さんはどのように過ごしていたかな。

明日元気に登園されるのを楽しみにしていますね。

さていちご組(満三歳児)の子どもたちは、ビブスを着用しています。

ビブスを着用することにより一目でいちご組の子どもと

保育者だけでなく、子どもたちも認識することができます。

年少・年中・年長の子どもたちが認識することにより

いちご組の子どもたちに遊具の使い方を教えてあげようとか

すれ違う時はぶつからないよう移動しょうなどと意識してくれます。

また男と女で色別・奇数・偶数に分けて着用していることにより

いちご組の子ども自身で自分が男の子・女の子と認識し、

整列する時も自分で遊ぶ手がかりとなります。

 

ビブスには安全に過ごすためでなく、自立する手がかりと

他を思いやる心も自然と身につけてくれたらという思いがあります。

私たちの思いが少しずつ子どもたちに届いているように思います。

今年も子どもたちとともに成長していきたいと思いますので

どうぞよろしくお願いします。

 

青山学院大学の優勝、山梨学院大学の健闘

近年一段と報道が華やかになった箱根駅伝、全10区間とも20000メートルを越す距離ですので、10人もそろえなけれえばならないのは、なかなか大変でしょうが、関東の多くの大学がこのニュース価値の大きさに目をつけ、選手の勧誘に必死のようです。

このお正月に行われた第91回の大会では、往路、復路とも青山学院大学の初優勝、しかも、10時間50分を切るという素晴らしい記録は、箱根駅伝史上初めてという、記録も記憶も残る大会となりました。

この中で、自分にとって新鮮な記憶だったのは、総合成績で8位に食い込んだ山梨学院大学でした。この大学は、例年、一番距離の長い2区を、ケニア人留学生が走るのが常となっていたのですが、今年は実力のあるオムワンバという選手が、前日の練習で脚を負傷(?)したとかで、急遽、日本人選手に変わり、戦力はかなりダウンしたということなので、スタート前から気の毒に思っていたのでした。そのうえ、その第1区を担った選手がブレーキ気味で、スタート早々の5キロ(受け持ち距離の1/4)ほどのところから、他の20チームからどんどん遅れ出すという始末、去年に引き続き、肝心のたすきリレーも不可能かと思われたのでした。

結局、第1走者は完走したものの、前の走者からは3分以上遅れの最下位、まして、エースが欠場していては、勝負にならないのでは・・・とあまりの悲惨さに、判官びいきも手伝って、その後もこの大学の順位に興味をもっていたのでした。

ところが、2区のランナーばかりでなく、ほとんどテレビ画面に写らなかった(?)後続の3・4・5走者もよく頑張り、1日目はなんと13位まで順位をあげたのでした。

芦ノ湖をスタートとする復路では、もちろん、繰り上げスタート、1位のランナーがスタートしてから10分を過ぎると、残りの学校は一斉に走り出します。道路を長期間、ランナーの独占にしておくわけにはいかないからです。

確か、8区だったと思うのですが、この区間を受け持ったランナーは右目が少し不自由な市谷龍太郎選手。本人はサッカーをやりたかったようですが、周囲の方々の勧めで長距離間を志したとのこと。ところが実力は本物、7区まで2分あまりあった前のランナーとのタイム差を50数秒(順位は11位)までに縮めました。その頑張りを目の当たりにし、よくぞここまで成長されたものと感激しました。

 

お年玉は安全

お年玉というと、心躍らせる方が多いのではないでしょうか。それは子どもの頃から頭に刷り込まれた喜びを享受する言葉であるからでしょうか。新年ごとに、広野幼稚園の子どもたちだけではなく、教職員、保護者の皆様にもこれをお贈りできればいいのですが・・・なかなかそういう機会には行き当たらないものです。

ところが、昨年の暮れにはひょっとしたらこれに該当するのではないかという物の見積もりを業者に依頼したのでした。それは、サッカーグランドの北側にある井戸水が流れるせせらぎの安全策としてセンサーを設置することでした。

結構長い間、子どもがここに転倒したらどうするかということは自分の悩みの種でした。もしも転倒した状態を見つけるのが遅れたらということを考えますと、安穏と月日は送れないという状態が続いていたのでした。

ようやく、思いついたことは、長さ20メートルに及ぶせせらぎの流れに沿って、人感センサーを張ればということでした。そして、もしも子どもが転落したら、即座にある場所(職員室や隣の部屋)でかなりの音が鳴り響くというものでした。

当然、広野幼稚園の周囲に張り巡らせているセンサーを警備していただいている会社に設計を依頼したのですが、当方の考えとあまりに遊離しておりましたので、古くからある市内の森井電器に設計・施工をお願いしたのでした。

年が改まった早々、工事に取り掛かっていただき、無事、3学期の始園式までに完成しました。この工事によって、子どもたちがせせらぎに住むメダカやアメンボに関心を持ち、のぞき込む姿を見ても、「~しなきゃだめよ」という否定的な言葉掛けも不要となることでしょう。

近江商人の間で昔から今に伝わる“三方よし”の言葉どおり、子ども・保護者・保育者が、広野幼稚園の環境の問題点の一つを改善できたことを喜び合い金銭ではなく安全のお年玉を受け取っていただければ幸いです。

園長