第5回 ぱれっとひろば

夏空が広がった今日、〝おもちゃで遊ぼう〟と題し、講堂一面にあそびのコーナーを作りました。

子どもたちの手先の発達を意識し、ころがす、たおす、並べる、穴に通す、たたく、はめこむ、などなど楽しく展開していきました。

ままごとコーナーやボールプールも大人気です。涼しい中お母様たちもおしゃべりに花を咲かせておられ、ほほえましい場面がいっぱいでした。

 

午後2時からも第2部を催しますので、お昼からどこか行きたいな…と思案中の未就園児の親子のみなさん、

ぜひ、ひろのようちえんに遊びにいらしてください。お待ちしています。

50周年を迎えた幼年美術の会に出席

ぱれっと広場の“おもちゃで遊ぼう”を翌日に控えた2日夕方、京都市内のホテルにおいて、一つの周年記念行事が行われました。それは、広野幼稚園が長年に渡って参加を続けてきた幼年美術の会が誕生50周年を迎えていたからでした。

今でこそ、研修会と言えば、粛々と企画どおりに進められるのが常ですが、広野幼稚園が初参加した47年前の熱気は“物凄い”ものでした。

当時は比叡山の頂上にある延暦寺会館で行われていたのですが、意欲満々の若い先生方が“(幼児の美術教育の)バスに乗り遅れるな”の合い言葉の元、競って参加を希望し、参加したくてもできない状態で、参加したラッキーな方々は、持参した子どもたちの絵を前に、熱意ある講師の先生方を囲んで深夜までの激論を交わしたものでした。

大会のテーマ曲であった“おさななじみの歌”の歌詞を借用すれば“あれから5年め、ぼくたちは、若い陽気なパパとママ”ではなく、参加者には失礼ながら“頭に白髪を抱いたジジとババ”。50代の方は、私たちより遅れて参加した方ばかり、それも数えるほど。       しかし、しかし、しかしながら、日本の幼児教育の絵画をリードし続けてきたという自負心に満ちた、精神年齢の若い方々が日本全国から集ったのでした。

広野幼稚園の先生方を長年に渡ってご指導いただいている元衣笠幼稚園の先生で、現在は花園大学の美術教師をなさっている奥山淑子先生の教え子であり、吉本興業所属の腹話術師である川上じゅん氏(腹話術師の草分け、川上のぼる氏のご子息)の司会で始まった記念式典及び祝賀会は、参加者全員が30歳以上若返った気になり、想像以上に盛り上がりました。

なぜ、美術にうとい私が参加できたかと言いますと、過去から今に至るまで、広野幼稚園からの参加者が一番多かったということ、また、長年に渡り、“広野幼稚園の主任を勤めていた安食先生”がこの会の京都支部の事務局長を務めているという理由のようでした。

過去に広野幼稚園から参加し、当時、在籍した子どもたちの保育に全力を傾けていただいた若い日の多くの先生方の姿を思い浮かべた一時でした。