子どもの絵から学ぶ

2学期初めてのどんぐりクラブ物づくりコースが始まりました。久しぶりに子どもたちの元気そうな顔が見られてとても嬉しかったです。

さて今日のテーマは『スクラッチをしよう』でした。

皆さんご存知かもしれませんが、スクラッチとは白い小さく切った画用紙に好きな色のパスで色を塗り、黒色を塗り重ね竹串などでひっかき絵を描く技法のひとつです。

下地をパスのいろいろな色を塗り分けている子ども、縞模様のように色を並べて塗っている子どもと色の塗り方一つでもいろいろな方法が見られました。

 

大人はカラフルな色の上に暗い色を重ねるのに少し抵抗を感じるでしょうが、今日の子どもたちはこれまでの保育の積み重ねや経験からどんどんと色を重ねていました。

見てください。

今日の活動の中で一人の子どもが描いた絵です。

下には電車の運転士さんになりたい、この子が好きな電車の絵が遠近法のように表現されています。

空を見るとなんと、太陽が2つ。『?』と思い話を聞くと天気の移り変わりを表現しているようでした。

『晴れ→雨→曇り・・・』今日の天気の移り変わりのようですね。

広野幼稚園の書類の中にも『時を違えた情景を同一場面に描く』があります。時の経過を一つの画面に表した先輩の子どもにもいたことは、書類上で知っていましたが、それをまさに目の前で見ることができとても嬉しく思いました。

その後もちろん、その感動を全職員で共有したのでした。