9月2013

ふんふんなんだか いいにおい

昨日は2学期最初のノーチャイムデー。年少児も初参加でした。前日に配られたお手紙を片手に、もう一方の手は年中・長児のお兄ちゃん、お姉ちゃんに繋がれて嬉しそうに部屋を回っていました。

さくら組はパン作りに挑戦。家から持ってきたエプロンと三角巾を身に着け、小さなパン屋さんに変身し、生地を捏ねるところからのスタートです。バターの香りに部屋中が包まれるとその香りに誘われて、ほかのクラスの子どもたちも「やらせてください」とやってきましたが、クラス限定なので「自分のクラスの順番まで待っててね」と伝えて帰ってもらいました。

1日生地を寝かせて、今日はいよいよ形作りです。「恐竜にしよう」「音符にする」と思い思いに作っていました。

給食室のオーブンで焼き上げてもらい、大事そうに抱えたり、鼻を近づけたり・・・早速食べてみようと提案したところ、「ヤッター!!」と大喜びな子どももいれば「もったいないから家で食べる」と言う子どももいました。

今頃、いろんなお話をしながら頂いているのかな?オーブンで少し温めるとより美味しさが増すと思いますよ。

 

 

夏休みの間のリニューアル工事は?

このブログ欄におきまして、いろいろな方々が夏休みの間の広野幼稚園のいろいろな改良事業を書いてくれていたと思いますが、夏休みが終わったのを一区切りに、まとめてみました。

① 何と言っても一番の変革は、ききょう塾の部屋のリニューアル工事です。このブログにもよく登場するひばり号の運転手でもある渡辺さんが大工工事、保育室の床の張り替え、壁面の防災化、その他、各業者の尽力で、天井の塗装、壁面のクロス貼り、照明の一部LED化などを進め、見違えるほど明るくきれいになりました。

② 桜の木の再生と樫の木の剪定

樹齢70年以上の園庭の桜の木、5・6年前までは宇治市の銘木の中に入れられても恥ずかしくないほどだったのですが、寄る年波で枯れ枝も増え、倒木の危険性もなきにしもあらずということで、心配せねばならない度合いが増えてきました。安全と安心は、今の世の中では必須条件ですので、思い切って大幅な枝落としを行いました。来年の春には、年相応の花を咲かせてくれたらと思っています。

また、職員室から手の届きそうな樫の木の一本の剪定を行いました。その日のうちに枝の処理を職員たちで行いましたので、植木屋さんから仕事がしやすいとおほめの言葉をちょうだいしました。

③ れんげ1・2組の壁面及びジョイントマットの一部を更新しました。少し明るくなったような気がします。

合わせてこの組前の手洗い場の塗装も塗り替えました。

④ きく・ばら・あやめ・カンナ組では、専門の業者に依頼し、床面の洗浄を行いました。各担任たちではなかなか取れない汚れを拭い去っていただきました。

また、この4クラスのピアノの弦の取り替えを浜松まで送り、全部張り替えていただきました。今後、20数年は理想的な音を出し続けてくれることでしょう。

⑤ 講堂の照明、白熱灯と光熱灯で照明の割りには電気をよく食いますので、北側の2列だけではありますが、LEDに変えました。節電という意味で、少しは関西電力にも協力したつもりです。

まだ、保護者の方々の目から見れば、まどろっこしいところもあるかと思いますが、少しずつ少しずつ向上の道を歩んでいきたいと思っています。どうか温かい目で見守ってください。

夏休みの間に… ~ぱれっとサロン編~

7月末から40日あまりの夏休みを終え、9月2日の月曜日、久しぶりにぱれっとサロンを再開しました。

この時期のお子さまの成長は本当に著しく、園庭に今咲いているひまわりの花と重なります。

夏休みの間に背が伸びたり、日に焼けたりはもちろんですが、「言葉が出てきました」とか「おトイレでおしっこできるようになりました」などの嬉しい報告をたくさん聞くことができました。

遊んでいる様子を見ていても、少し怖くて入れなかったボールプールにダイビングしてくれたり…

力がうまく入らなくて切れなかったままごとの野菜が半分に切れたり…

ハイハイの後ろ向きで階段を降りていた子が立って降りられるようになったり…

不安定だった足元が随分しっかり歩けるようになっていたり…

どことなくお顔も赤ちゃん気が抜け、幼児の顔になったようにも思えます。

子どもってやっぱりすごい!そして素敵ですね。

これからも毎週楽しく過ごしていきましょう。

そしてお母さまと一緒にお子さまの成長を喜び合いたいと願っています。

子どもの絵から学ぶ

2学期初めてのどんぐりクラブ物づくりコースが始まりました。久しぶりに子どもたちの元気そうな顔が見られてとても嬉しかったです。

さて今日のテーマは『スクラッチをしよう』でした。

皆さんご存知かもしれませんが、スクラッチとは白い小さく切った画用紙に好きな色のパスで色を塗り、黒色を塗り重ね竹串などでひっかき絵を描く技法のひとつです。

下地をパスのいろいろな色を塗り分けている子ども、縞模様のように色を並べて塗っている子どもと色の塗り方一つでもいろいろな方法が見られました。

 

大人はカラフルな色の上に暗い色を重ねるのに少し抵抗を感じるでしょうが、今日の子どもたちはこれまでの保育の積み重ねや経験からどんどんと色を重ねていました。

見てください。

今日の活動の中で一人の子どもが描いた絵です。

下には電車の運転士さんになりたい、この子が好きな電車の絵が遠近法のように表現されています。

空を見るとなんと、太陽が2つ。『?』と思い話を聞くと天気の移り変わりを表現しているようでした。

『晴れ→雨→曇り・・・』今日の天気の移り変わりのようですね。

広野幼稚園の書類の中にも『時を違えた情景を同一場面に描く』があります。時の経過を一つの画面に表した先輩の子どもにもいたことは、書類上で知っていましたが、それをまさに目の前で見ることができとても嬉しく思いました。

その後もちろん、その感動を全職員で共有したのでした。

夏期講習会などからの保育上の収穫(子どもたちの関心と意欲の向上のために)

* 冷蔵庫で冷やした絵の具や水を!

年少児などが取り組む発散的な活動の一つに、子どもたちの手や指を使って画用紙の上で絵の具をぬたくり、汚れたら嫌という造形上の心理的な壁を乗り越えさせようとする遊び(活動)があります。

この絵の具の中にカレーライスの粉などを交え、触覚だけではなく臭覚も加味して子どもたちの興味や関心を育てていますが、今回の新たに収穫は、未だ、暑さが厳しい9月などに、冷蔵庫で冷やしておいた絵の具や水を使って、ぬたくり的な活動に取り組ませると非常に楽しいのではないかということです。造形上の保育の幅が広がったと喜んでいます。

 

* ネクタイの色でクラスの子どもを2分割

 

入園当初ばかりでなく、一つの歌を繰り返し歌うには、男女別に歌ったり、バス・歩き・送迎などに分かれて歌わせることは、指導するうえにおいて、とても大切なことです。それは、興味や関心を持続させながら行う必要があるからです。

今回、○○先生と話している途中に出会ったのは、ネクタイのカラーによっても子どもたちを2分割できるということです。

少し、意味が分かりにくいかと思いますが、保育のレパートリーが増え、喜んでいます。

 

 

* 座布団カバーに座布団を入れ、ボタンを止める

 

これは3歳児にとってはなかなかの難事業です。2学期からはできるだけ自分で止めようということになっているのですが、最近気づいたことは、7月の段階でスポンジを入れずに出し入れの練習をしておけばいいのではないかということです。

スポンジが入っていない布だけの状態であれば、比較的自由が利き、2か月前の7月のほうが取り組みやすいと思われます。コロンブスの卵とまではいきませんが、子どもたちにとってはこの方が望ましいのではないかと思っています。