信楽へ

「お出かけ日和」ということばがぴったりな秋晴れの土曜日。ききょう秋の遠足は信楽へ陶芸をしに行ってきました。一人一塊の粘土をもらい、どこから手をつけていこうかまずはにらめっこです。

最初はひんやりと冷たく少し固い粘土に緊張感もありますが、一ひねりひとひねり自分の体温が掌から伝わるのと比例して子ども達の顔もどんどん輝きを増していきます。

想像力と創造力のコラボレーションで自由自在に形を変えていく粘土。満足がいくまで一生懸命取り組んでいる姿を見ていると、先日見た「オデッサの階段」という新番組を思い出しました。

「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれている佐藤オオキさんのデザインオフィスが“nendo”という名前だったのです。次々に生み出されている大人気のデザインのルーツは「粘土を触っている時の感覚を思い起こすこと」にあるとのこと。粘土の可塑性と子ども達の可能性を改めて感じた陶芸教室でした。

お世話になった丸克センター様、ありがとうございました。

その後「陶芸の森」でお弁当を広げ、芝生の山を転げたり追いかけっこを楽しんできました。

帰りには宇治文化センターの歴史資料館で行われている「子どもたちの近代誌」展にも立ち寄り、昔のおもちゃや教科書、小学校の昔の写真などに興味津々でした。

今日作った陶芸は1ヶ月程かけて焼き上げ、届けて下さいます。幼稚園の作品展で協賛出展しますので、どうぞお楽しみに。