ききょうサマースクールはじまる!

梅雨明けと共に今日から「ききょうサマースクール」がはじまりました。

通常のききょう塾に預り機能をプラスしたききょうクラブですが、春休みのスプリングスクールに続き、夏休みのサマースクールを企画しましたところ、たくさんの申し込みがありました。

毎日、数名が朝から来てくれるので、人数に合わせてどのイベントを入れていこうかとわくわくしています。

 

今日は紙飛行機を作り、遠くまで飛ばせるよう工夫を重ねながら記録会をしました。

先端にクリップを止めてみたり、翼を調整しながら繰り返すうちに9m20cmという最高記録が出ました。

午後からはブーメランに挑戦!厚紙を切るところからスタートです。3枚をバランス良く組み合わせてホッチキスで止めると…雪の結晶のような形に。

持ち方、投げ方、紙のそらせ方…自分であれこれ工夫してみる楽しさをいっぱい味わいました。

毎日、何か目標をもって楽しく過ごしていきたいと思います。

明日は何が待っているのかな…お楽しみに!

水陸両用の観光バスに乗って興奮

三連休の一日、長浜の文泉堂という本屋さんに出掛けました。こどもの広場のトップページを彩る巻頭言として使う、気の効いた文章を手っ取り早く見つけようとの考えからでした。もちろん、黒壁ガラス館などにも立ち寄ろうと魂胆もあったのでした。

ところが、朝早く着きますと、何となく昼からの空模様が危ぶまれます。そこで、急遽、午前中は観光、午後からは室内での仕事と心を切り替え、今年の3月から運行し始めたという水陸両用の観光バスに乗車することにしたのでした。


陸上を20分、水上を25分、所要時間は45分という短さですが、結構充実した時間でした。スタートは長浜八幡宮のお旅所から。すぐに湖岸道路に出て、豊臣秀吉が最初に築城したという長浜城の横を通り、現存する国内最古の駅舎で、日本の鉄道の出発点である東京の新橋駅を真似て造られたという旧長浜駅舎、ここは、梅小路機関車館には再々出向いたのでという方にはお薦めです。一筋の道路を挟んだ隣は、慶雲館、1・2月の梅の季節には盆梅展が著名です。

湖岸に出ますと、ここからが今回の見物、バスが船に変身します。ちなみに、運転手さんは観光バスの大型2種だけではなく、船舶関係の免許も必要です。スロープを下っていくのですが、ある時点ですばやくくるまを引っ込め、スクリュウを回し始めなければなりません。運転手でなくても緊張の一瞬です。

無事着水してからは、湖上から湖岸を眺めます。長浜城を起点に見渡せば、南には、琵琶湖大仏、かなり昔からある長浜ドーム、東海道線からも見えるエレベーター工場の(170メートルとか)実験棟などが見物(みもの)です。

船が半回転しますと、琵琶湖にある三つの島のうち、二つが目に入りました。多景島、沖ノ島です。湖上のスピードは、陸上に比べ随分ゆっくりしています。東の方向、陸の方に目を向けると“山本山”という名の山があるというのに驚きました。広野幼稚園では、上から読んでも・下から読んでも同じということで、“たけやぶやけた”とか“うまがまう”などのように、逆さ言葉の例として結構使うことが多かったからです。

ちなみに、バスの車高は3.8メートル、長さは12メートル、車幅は2.5メートル、値段は8000万以上とのことでした。

園長

(田島征彦氏の)祇園祭の型絵展へ

祇園祭が前祭りと後祭りに分かれたことは、ご存じの方も多いと思いますが、この中間の21日、午後からの気温が35度を上回る予想なので、8時前には歩きだしました。

まずは、新町通を北から下がっていきます。八幡山、後の祭りの先陣を切る北観音山、今年は一段と張り切っておられることでしょう。蛸薬師通を挟んで南観音山、新町通はここでおしまいと思っていましたら、今年は150年振りに巡行に加わる大船鉾は四条通を下がったところ、池坊短期大学の裏門のところにあったのでした。池坊には10年ほど前までの4・5年ほどだったと思いますが、幼年美術の会の夏期講習会が行われていましたので、広野幼稚園の教職員も随分お世話になったものです。

たまたま、大船鉾では、人出が少ないうちにと本格的な消防訓練が行われていましたので、後学のためにじっくり見学させていただきました。その後、10時になれば、300円で鉾に上がれるということなので、新築の今年にと心ひかれましたが、10時からということなので、先を急ぎました。

前祭りの山の一つ、山伏山町には染清流館というのがあり、その6階で旧知の絵本作家、田島征彦氏の祇園祭の型絵染の原型が展示してあるということ、この見学が今日の外出の主目的です。


入場料は300円という破格の安さでしたが、残念なことに、その会場には受付係を除いて、誰一人いなかったのでした。約30年前には、結構絵本界でセンセーションを巻き起こしていた方であったにもかかわらずです。幼児教育者はこんなところは、ぜひのぞいてほしいものです。

このブログを読んでいただいている方の中には幼児期に“じごくのそうべえ”が好きだった方もおられるかと思いますが、田島氏はその作者でもあります。


畳敷きの大きな会場にたった一人の鑑賞者ということで型絵染を心行くまで堪能いたしました。午後からも大勢の人で賑わうであろう祇園祭、「こんな穴場もありますよ」とご紹介させていただきます。

園長