避難経路で・・・

東日本大震災以来、子ども自身で逃げられるよう”地震てんでんこ”を合い言葉に避難訓練に取り組んでいます。

保育室から避難するに当たり、最短かつ迅速に避難できる経路を考えた結果、階段を降りるクラスと登るクラス、あるいは非常すべり台をすべり降りるクラスなどそれぞれ異なります。

職員で非常食や避難訓練について考えていますと、”少しでも早く安全に”という思いから「年少児が階段を降りて避難するのに要する時間はどのくらいか?また、今の子どもの発達状態において一段を両足で降りていく子どもは何人か」という疑問が出てきました。

避難経路にあるゆり1組から靴箱へつながる階段は10段。さっそくゆり1組の子どもで3回計ってみますと、1回目は16秒・2回目は17秒・3回目は16秒。これらの結果から階段を全員が降りるのに約16秒を要することが分かりました。

隣のクラスのゆり2組は基本的に保育室前にある非常すべり台を使用します。ゆり2組の子どもがこのすべり台で計った結果、何と37秒とのことでした。

これらの結果を踏まえ、時と場合により臨機応変に避難経路を変えなければならないと痛感させられました。

また階段を降りる場合と登る場合ではどちらが時間を要すのか・・・。

次回計測してみたいと思います。