4月2013

続編2

先日の”きれいに咲きました”と、”続編”に引き続き・・・。

私が、折れたチューリップを見て「絆創膏を貼ってあげたい」と思った子どもに、声を掛けてもら

えた幸運な保育者です。

ピロティーを通り掛かると、チューリップのプランターの前に立っていたその子どもは、

少し悲しい声で「折れてるから絆創膏を貼ってあげようかなぁと思ってるんだけど・・・」

と言ってきました。

その瞬間、私は子どもの頃に何かの物語で、主人公(子ども)が折れたチューリップに

絆創膏を貼るシーンがあったことを思い出し、本当に物語のような純粋な心を持った子どもが

いることに感動して、一緒に絆創膏を巻き付けることにしました。

自分のチューリップだけではなく、友達の折れたチューリップにも貼ってあげたいという

子どもの思いにも感動したのでした。

私はその感動で終ってしまいましたが、昨日の”続編”の「自称、保育バカ」さんの考えのように

「植物や、生きているものについては、一旦折れたものは元に戻らない」という真実も

付け加えて話してあげることも大切な保育だなぁと改めて感じました。

 

プレいちご教室スタート

今日はプレいちご教室の初日でした。

お母さんと少し緊張しながら教室に入ってきてくれました。

最初はお母さんにくっついていたのですが、歌を歌ったり製作を始めると、笑顔が見られるようになりました。

今日は、木に葉や花を咲かせようとシールをたくさん貼りました。

「もっと貼りたい」と意欲をもって取り組んでくれました。

「楽しかった」と挨拶してくれて、とても嬉しかったです。

金曜日も待っています。

tomato

続編

昨日のブログ“きれいに咲きました”をご覧いただいて、少し違和感を感じられた方もあったのではないでしょうか。

当の私も少し違和感を感じました。折れたチューリップに対しての子どもの考えや行動や心情は絶賛に値するけれども、保育者が茎の折れたチューリップの対処法として、子どもが要求した絆創膏をそのまま与えたのが良かったのかどうか。年長児なので他の方法はないかと問い返すべきではなかったか、あるいは、一旦、折れたものは元には戻らないと真実を話すべきではなかったか。それとも、・・・。

広野幼稚園に勤務している保育者にもいろいろな方がおられます。いろいろな考え方の人間が集まって、各人が子どもたちのよりよい発達を目指しているのです。この問題に対して、また、今の私の意見に対して別の反論が出てくれば、このブログの中でツイッター的な議論が交わされれば、おもしろいのではないかと思います。

子どもたちの言葉や行動を結構以上多く集めている広野幼稚園の過去にさかのぼれば、折れたチューリップを直接、花壇の土に指した子ども、牛乳ビンを取りに戻り、花壇に水を入れた牛乳ビンを置き、それに活けた子どもなどの行動が思い出されます。

「風の詩263」にそれがみつかりましたのでご紹介しましょう。
折れたチューリップ(5歳児)

一人の子どものチューリップの茎が折れていたので、

保育者が水を入れたびんに活け、花壇に置いておくと、

次の日には、土にさしてありました。
自称 保育バカ

弘法さんの縁日に行ってきました

21日は弘法さんの縁日でした。小雨も降りかかっていたのですが、暇になった昼過ぎから出掛けました。市バスは202番に乗り、西大路通りを巡って東寺の南門で降ろしてもらおうという経路です。西大路通りを通るのは、丸太町通りから九条通りまでの間に、この通りより西の方角に適当な園外保育地がないかとイメージを巡らせる時間とするためでした。

“あっ、こんなところに西院保育園の分園がある!”などの新たな発見に驚きながら“今ならボタンの乙訓寺がよいがその頃だと旬を過ぎているし”と思い悩んでいたところ・・・、

“あっ、長岡天神のミヤマキリシマなら”と浮かびました。“あの真っ赤で覆いかぶさるようなツツジ(の一種)なら子どもたちも驚くであろう。その周りを取り囲む池も子どもたちの心を安らげるのではないか、また案外、宇治の子どもは行ったことがないのではないか”とやっと思いを遂げたことができたようで、ほっと一息継いだのでした。

肝心の弘法さんでは、私に“買って”と呼びかけているグッズはないかと見回りましたが、私の琴線に響くものが少なく、子どもたちのために手作りのからくり人形を2点購入しました。2点だけではすぐに傷んでしまうと思われるので、もう数点集めてから、子どもたちの目に触れさせようと考えています。

自称 保育バカ

きれいに咲きました!

年中の頃から大事に育ててきたチューリップが花びらを開き、きれいに咲いています。

球根を埋めてからは、毎日水をあげ、一人ひとりが子どもを育てるかのように大切にしていました。

咲いたときは、大変嬉しかったでしょうね。

そんなある日、ちょっとかわったチューリップを発見しました。

このチューリップをよくよく見ると、茎の部分に絆創膏が巻かれています。

せっかく咲いたチューリップの花の茎が折れてしまっているのを見つけた一人の子どもが、先生に絆創膏をもらい丁寧に巻いてくれていたのです。

「ぴったりやった!」と元に戻ったチューリップを見てにっこりしていました。

このような素適な瞬間をこれからも見逃さないようにしていきたいです。