マチュピチュの名に魅かれて京都文化博物館へ
広野幼稚園には地球に描かれた砂絵として有名なペルーの“ナスカの一筆書きの絵”に色をぬるという活動を年中児で行っています。このようなおもしろい教材となるものはないかとのかすかな望みを持ちながら、土曜日、ぱれっと広場のかたづけが終わった後、出向きました。
少々の疲れにもかかわらず出かけたのは、そこには、世界の自然遺産の中でも日本人が行ってみたい観光地として常に上位にランクされるペルーの空中都市、マチュピチュの立体映像が見られるということとともに、その終幕が間近に迫って来ていたからでした。入場したのは4時過ぎ、少々人出も少なくなったかなと思いながらの入場でしたが、予想に反した数の方々で賑わっていました。
展覧会の正式名は、マチュピチュ「発見」100年“インカ帝国展”。
インカ帝国とは、南アメリカの太平洋側、周辺の国々を制圧して巨大国家となった後、当時、世界の海の覇権を握ろうとしていたヨーロッパのスペインの野望の前にひとたまりもなくついえ去った黄金文化の国で、その興亡の歴史です。
会場で人気の高かったのは多数のミイラ像の展示でしたが、これはほどほどにと先を急いだ第4部、3Dのメガネを着用してのマチュピチュの映像は10分程度、あたかも現地を歩いているような感覚も味わえ、まずまずの満足感を覚えました。
4・5年前のことだったでしょうか、日本のマチュピチュと称される兵庫県北部の竹田城跡へ行ったことがありますが、それとはまったく比較できないスケールの大きさ、どのような権力者がこのような高い山々にこのような町を作ったのか、働かされた方々の暮らしはなどと、いろいろなイメージを広げたひとときでした。
残念ながら、子どもたちへの無形のお土産はありませんでしたので、同じ館内の北の端にある楽紙館で、七夕の“紙衣”と動物の形の紙風船を買って帰りました。
2013/06/24 3:29 PM | カテゴリー:幼稚園からのご連絡 | 投稿者名:グリーンスポット