富士山の世界文化遺産登録、おめでとう

2月23日は「富士山(ふ・じ・さん)の日」だそうです。このことを知ったのは、一昨年の2月の23日のことでした。この日に平成23年度末の広野幼稚園の音楽発表会が行われていたのですが、この会で50年ほど前の子どもたちしか知っていないであろう「頭を雲の上に出し」で始まる「富士」の歌を年中児のあるパートが歌ったからでした。その当時、なぜこんな古い歌を!と絶句された方もあったのではないでしょうか。

この富士山が、先週の土曜日、カンボジアのプノンペンで行われた第37回世界遺産委員会で、日本政府が推薦していた(三保の松原を含み)世界文化遺産に登録されました。誠におめでとうございます。

あの美しい形をした富士山なら世界の遺産になっても何の不思議もないのではないかという方も多いことでしょう。ところが、登録されるまでにはいろいろないきさつがあったようでした。

普通なら、“自然遺産”として早々にでも登録されてしかるべき富士山。ゴミの散乱やトイレ問題などによる自然破壊などの理由により、申請を却下されて来たとも聞いています。それゆえ、自然遺産から文化遺産へと形を変えて申請された今回の登録は、地元の方のみならず、日本人の一人として素直に喜びたいと思います。

かなり昔の話になりますが、昭和39年の新幹線の開業時は富士山の姿がよく見える日は、少しスピードを緩め、館内放送があったように記憶しているのですが・・・。真実はどうだったのでしょうか。