今年のおもちつきは

12月13日は、正月事始め。広野幼稚園では、毎年この日におもちパーティを行なっています。

昨日は園庭に、3基のおくどさん、2基の石臼、きな粉を作るひき臼にテーブルなどを準備し、子どもたちも明日を楽しみに降園しました。

ところが今朝、昼頃までは大丈夫だと思っていた雨が、9時頃に降り出してしまいました。

おもちパーティも、雨の時バージョンに変身です。

ありがたいことに広野幼稚園には“雨天時の講堂でのおもちつきは?”という書類があるのです。

石臼は講堂の舞台上へ持って上がり、床にクッション材を敷きその上でおもちつきをします。

おくどさん3基は砂場へセッティングのやり直しです。

ブロックで基礎を築き、その上にドラム缶で作ったくどを乗せおかまをはめこみます。

特に、おくどさんの方は早く火を付けて、お湯を沸かして餅米を蒸さなければなりません。

朝9時の時点での大移動は、長年おもちつきを経験していてもそう度々あることではないのです。

そんな中、予定通り10時すぎに一臼目をつき出し、子どもたちの喜ぶ姿を見ると、私達保育者までうれしくなってしまいました。

子どもたちの「ヨイショ、ヨイショ!」のかけ声に応援され、つき上がったお餅は保護者会役員のお母様方に丸めていただき、子どもたちに配られました。

つきたてのお餅を手にした子どもたちは「ビヨ~ン」と伸ばして楽しみながらいただきました。

長年お餅つきをお手伝いしてくださっている卒園児のお母様、お父様ありがとうございました。

そして、今日つき手としてお手伝いしてくださった、おじい様、お父様、役員の皆様お疲れ様でした。

皆様のおかげで、楽しいおもちパーティーを過ごすことができました。

 

 

新しい遊び場が誕生!

新しい土地が生まれた訳ではないのですが、既存の施設に何の手も加えず新しい遊びが誕生しました。それは、いちご組の北側にある保育所乳児の避難滑り台を日常生活の中で活用していこうというものです。

 

 

 

この地点は、避難滑り台が独立してあるのではなく、普通の階段と平行してありますので、登り降りが簡単です。今までから一部の子どもが立ち入り禁止の標識である黄色いフェンスを無視して滑ることが日に一・二度はあったのでした。そのため、お粗末なことではありますが、その度ごとに、周辺にいる保育者が「登ってはだめよ」などの禁止の言葉をかけざるを得なかったのでした。

そこで、今回、発想を180度展開し、この滑り台を一つの大きな遊具として活用しては?ということを思いつきました。両隣にある階段を登り、滑走面を降りてくるという流れです。この流れは、滑走面下にあった黄色いフェンスを屋上のテラスに移動するだけのことで生まれたものです。

滑り台の逆さ登りや頭から滑ることは絶対止めてもらわなければなりませんが、私たち保育者としては、禁止事項の一つがなくなるのは非常に嬉しいことです。また、子どもたちにとっては、とても楽しい遊び場が生まれたことを喜ぶかのような嬉々とした声が飛び交っています。

改めて環境を見直すことの大切さを感じています。