モーグル、伊藤みき選手が欠場、捲土重来を願う

ソチオリンピックの直前、5大会連続出場でニュースの的となっている上村愛子選手が出場する女子モーグルで、ともに出場する予定であった滋賀県日野町出身の伊藤みき選手が、直前練習で大ケガをし、オリンピックへの出場を断念したというニュースが飛び込みました。彼女の活躍を期待していたファンの方々はさぞがっかりされたことでしょう。

オフィシャルブログより掲載

 

あまり有名でないと言えば失礼ですが、なぜ、この選手を取り上げるのか、それは、広野幼稚園の卒業生の一人もこれと同様の経験をなさっているからです。その一人とは、1996年アトランタオリンピックに体操競技で出場予定だつた前田将良くんです。競技直前の練習で骨折し、本番には出られなかったということがあり、私たち彼の努力を知る者たちはとても残念な思いを味わったからでした。

オリンピックが終わった後には広野幼稚園を訪れ、その無念さとともに、その後の精神的な立ち直りの様子を見せ、私たちを安心させてくれましたが、その無念さは到底言葉では表せないだろうと思っているからです。

新聞紙上によれば、伊藤選手は26歳とのこと、上村愛子選手は34歳ですからその意欲が衰えなければ、後2回のチャンスはあります。甲子園で負けたチームに投げかけられる「また、(がんばって)出てね」の言葉を贈りたいと思います。

蛇足ではありますが、伊藤選手のふるさと、滋賀県日野町は、少し昔、近江商人として全国津々浦々を歩き回ったという土地柄の一つです。そんなこともあってか、少し昔を思わせる家並みは一見の価値がありますし、そして、今のシーズンですと、ひな人形が多くの店先や玄関に飾られていると、数日前の新聞も伝えていました。

寒い季節ではありますが、オリンピックが終わったら一度訪問されるのも一興ではないでしょうか。機会があれば、自分もまた、いつか寄せていただきたいと思っています。

ソチオリンピック直前、8日の午前1時    園長

追伸    その後のニュースでは同じモーグルの村田愛里咲選手も試合の途中で棄権されたとか、村田選手は確か幼稚園の先生だったと思いますので、受け持つ子どもたちのためにも一日も早い回復をお祈りしています。