やさしい木の実

サッカースタジアムにたわわになっているびわの実。何日も前からその実に興味を示して採りたそうに見上げていた子どもたち。

「先生、大きくなってきたなあ」「まだよ。もっと大きくなるから」

「先生、大きくなったんちがう?」「まだよー、まだまだ。おいしそうなオレンジ色になったらね」

「先生、オレンジになったでー」「もう少し!びわのおしりがまだ青いから、甘くなるのは後少し」

そんなやり取りを幾日か繰り返して、とうとう今日、年長の子どもたちでびわ採りを決行しました。

前日から「明日はいよいよびわ採りをするよ〜」と伝えておいたので、少し雨模様の朝なのもあり「今日、採るやんなあ?」と聞きに来る子どもも。

去年よりもたくさん実がなり、体操のときに使っている朝礼台やフワフワコアラの階段に乗ると楽々ともぐことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

去年、自分たちが年中のときに年長組さんからおすそわけでいただいたことも覚えており、“今年は自分たちが!”と小さいお友達のために採ってあげたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

給食の先生に冷やしていただき、お楽しみは明日☆おいしいといいなあ。。。

「びわ採りをします」と園長先生にお伝えしたときに「♪びわはやさしい木の実だから〜 抱っこし合って熟れている〜」と歌ってくださり、私がキョトンとしていると、隣にいた川上先生が「♪ママといただくヤギさんの〜 お乳よりかもまだ甘く〜」と続きを歌ってくださり、二人のおだやかな歌声と歌詞のやさしさに心がジーンと温かくなったのでした。

「古い歌やから知らんか」とおっしゃっていましたが、古くても良いものは良いと感じて調べてみると、まどみちおさんの作詞。やっぱりまどさんの詞はやさしいなあ・・・としみじみ感じ、びわの季節になるとこの歌が思い出されれるのってステキだと思ったので、この楽譜を探してみよう。。。と思ったのでした。