マーくん、快投すれども…

マーくんは誰かと言うと、今年からアメリカの大リーグに破格の契約金でニューヨークヤンキースと契約した田中将大投手のことです。こりマーくんが41年振りに開幕以来先発投手として16試合続けて(6イニング以上投げて自責点3以内に押さえ)、大リーグ記録に並んだという試合が昨日ありました。暇でしたので、この試合を見るとはなしに見ていたのでした。

相手はボストンレッドソックス、アメリカンリーグの東地区の超名門球団同士の対戦です。現在、日本からは、ヤンキースの外野に、日米4000本安打に挑戦しているイチロー、投手には黒田博樹とマーくんが活躍し、もう片方のレッドソックスには、元巨人の上原浩治投手や田澤純一投手などが在籍しています。

少し昔の話をたどれば、ヤンキースには松井秀樹選手、レッドソックスには松坂大輔(現レッズ)投手がある時期活躍したことをご存じの方も多いことでしょう。日本人にとって馴染みの深い2球団です。

さて、試合はヤンキースはマーくん、レッドソックスは、左腕のエース、レスター投手の投げ合い、1点を争うゲームとなりました。この日のレスター投手の出来は素晴らしく、マーくんを上回るものがありました。前半2回だったと思うのですが、ロマ選手の左中間奥深く飛び込むホームランで均衡が破られました。

ヤンキースもどうにか6回敵失などで1点を返し、マーくんを力づけましたが、勝ち越しまでとは行かず、大リーグでは珍しい、両投手がリリーフ投手の助けを借りず、9回まで投げ合うという試合となりました。

9回表、レッドソックスの攻撃も3番打者ペドロイア、4番オルティーズを三振(?)に撃ち取ってツーアウト、後一人でお役御免というところだったようですが、残念なことに、5番のナポリに右翼席ぎりぎりにホームランを打たれ、1-2で負け投手になりました。それでも、大リーグでの通算成績は11勝3敗、たいしたものです。今後も、この調子をできるだけ続けてほしいものです。

思い返せばつい先日、エンジェルスのダルビッシュ投手(元日本ハム)がノーヒットノーランを逃したのも、9回ツーアウトからでした。