ギネスへの道の途上で得るもの!

30年を越える年月で集めた子どもたちの言葉や行動を、パソコンを使って16切りの画用紙に打ち出し、目に見える形で申請しようとしているギネスへの道、その前の段階として、これらのデータをパソコン内で並び替え、今後の保育に役立たせようという初歩的な計画がありました。

最近の作業の中で可能になったことは、一つのイベントを前にしたとき、あらかじめ、それに関するデータ(先輩の子どもたちの言葉や行動)を適当な検索ワードによって抽出し並び替えることで、経験の浅い保育者であっても、そのイベント時における子どもたちの反応をある程度予測できるようになったことでした。

具体的に述べますと、本日年少児が向かっている八幡のこども動物園についても、過去の子どもたちが残してくれた言葉や行動を何度か読み返すことで、たとえ、その場所に一度も行ったことのない保育者でも、ある程度のイメージを浮かべることができるようになりました。

この時期以後に起こるイベントとしては、八幡こども動物園、縄跳び時における子どもたちの様子、年長児のサッカー大会、おもちパーティー、クリスマス会などがありますが、これらの行事の前に(ギネスへの登録される予定の)原稿を読んでおくことは、広野幼稚園独自のデイリープログラムとあいまって、子どもたちの引率がより密度の濃いものとなり、言葉掛けがより子どもの心に寄り添ったものになるであろうと予想されるからです。このことは、現役の子どもたちにとって大きな福音となるでしょう。

このデータの別の活用法としては、4年後に迫っている70周年記念誌のページを飾ることもできるでしょうし、保護者の皆様宛には、一つのイベント前にそれらを“ほほえみ”の臨時号としてお渡しすることも考えられます。

幼児教育において一人ひとりに目を注ぎとはよく言われることですが、このような強固な基盤があってこそ、保育者はより望ましい言葉かけができるのでしょう。