三保の松原がブームに!

富士山が世界文化遺産に登録された日の翌日、テレビを見ていますと、三保の松原へ出掛けた人が今年のゴールデンウィークよりも4・5倍以上の人出だったと聞いて驚きました。

富士山から40キロメートル(約京都ー奈良間)は離れているので、富士山との関係がどうもという世評があるなか、浮世絵などに表現されている日本人と富士山の美術や信仰の対象として再評価されたことが土壇場でひっくりかえった真相のようですね。

私が訪れた三保の松原は、かれこれ50年以上前のことです。なぜ、訪れたと言えば、この松原の松に“天女の羽衣”(日本の伝説)が掛けられていたということを知っていたからでした。幼児教育に携わったからにはこの場所は自分にとって必ず見ておくべき場所だったのです。

岡山は吉備地方の桃太郎伝説、丹後の海の浦島太郎伝説など、幼児教育に携わるものであればできれば見ておいたほうがよいのではないかと思う土地の一つがこの三保の松原です。

近年は、マンガの聖地をたどる旅とか、“歴女”という方々が歴史上の有名武将をたどる旅がはやりですが、近々には、JTBなどで伝説の地を訪れる旅などが企画されるかもしれませんね。

最後に、私の心に残っている三保の松原の情景を小学唱歌に託しましょう。

“いつか霞(かすみ)に包まれて、空にほんのり富士の山”

この歌詞は       の3番です。不思議なことに、一番と2番の歌詞が思い出せなく、3番だけが口の端に上ってきたのでした。