北村桂香さんが京都と滋賀県出身者で初めての女性棋士に

2日付、京都新聞の夕刊を見て驚きました。立命館宇治高校2年の北村桂香さんが京都と滋賀県出身者で初めての女性棋士になったという記事です。もちろん、北村さんは広野幼稚園の卒園生で、その道へと導かれたお父さんも広野幼稚園の卒園生です。

一昨年の初夏に行われた全日本高校選手権の女子の部で優勝されていましたので、早晩、プロになられるのではないかと推測していましたが、このような早い時期に目標を達成されたことは素晴らしいの一言に尽きます。

広く将棋界を見渡しますと、現日本将棋連盟の元名人の谷川さんが若い頃に「兄貴たちは(あまり賢くないから?)東大へ行った」と言われたと聞き及ぶ通り、入門・進級するのが超難関の世界です。その世界へ入られるのはよほどの能力と努力をなされたからでしょう。

誠におめでとうございます。

ひるがえって、男子の将棋界を見渡しますと、羽生さんと森内さんの2強時代が続いている感がしますが、この厳しい世界にも広野幼稚園の卒園生がいます。安用寺孝功6段です。現在はB2クラスで頑張ってられます。男子将棋界の組織図は、名人は別格として、A級に10人、B1級に13人、これに続くB2クラスは24人ですので、言い方を変えれば、上から数えてベスト47の中に入ってられるということができます。

ちなみに、男女の将棋界でこれより格上のプロは、八幡市出身のA級の常連、佐藤康光8段以外にはおられないようです。

これから、新聞を見るのが一段と楽しみになりました。

園長