天神さんから上七軒へ

久しぶりの休日、春の陽気に誘われて北野神社の梅苑に出向こうと腰を上げました。新聞の梅便りでは満開と報じられていたからでした.

彼岸の入りでしたので、ご先祖のお墓にお参りしてから向かいます。上京(旧西陣)警察署の横まで来ると、眼前に大きな鳥居が目に入って来ます。鳥居をくぐる直前から右手にピンク・赤・白の3色の大きな木が目に止まります。目的どおりの花の美しさに満足感が広がります。

石畳の参道を50メートルも行くと、左手に梅園の入場券売り場があります。結構な行列ができていましたので、待つのも嫌とその場を通り抜け、本殿に参拝します。周囲からは梅の花の香りがそこはかとなく漂ってきます。本殿のお参りも真ん中の列は長いので、混んでいない脇の列に並びます。

2礼・2拍手・1礼を終えた後は、本殿の左手にある梅園の入場券売り場に向かいます。予想通り並んでいる方はおられません。梅園の見学はこちらからがお薦めです。

入り掛けましたが、急に、少し前に新聞で読んだ記事、すなわち、上七軒通りの電柱が地下に埋められ、この元花街も新しい時代の到来を迎えているようなので、梅の花を横目にこちらを一見しておこうかときびすを返したのでした。

電柱のなくなった上七軒通りの現代的石畳の道路は確かに広く感じられ、タクシーこそ通り抜けますが、今後は確かに、本格的町屋が残る一つの観光スポッととして、今後人の出が多くなりそうな予感がしたのでした。ちなみに、各戸の格子戸には26日から始まる“北野をどり”のポスターが掲示してありました。

園長