桐生祥秀君の100m走!

6月1日、京都の西京極球技場へ行って来ました。なぜ行ったかと申しますと、今話題沸騰の桐生祥秀くん(洛南高校陸上部)の走りを見たかったからでした。技術的なことはまったく分かりませんが、別次元の速さかと思っていましたが、人間としてのおもしろさも見せてくれました。

注目の100メートルは2日に行われるのですが、この日はちょっと別の用がありますので、一日早い200メートル走、400メートルリレーのアンカーの走りを見ることで我慢しようと、午前中から出掛けました。

案に相違して、観客の数は500人程度、観客席はホームストレッチの上を除けば、まばらという感じです。選手や役員の数の方が多いほどです。これが日本人初の100メートルで10秒を切ろうかと話題になっている選手が、地元中の地元で、その英姿が見られるのにと少し残念な気もいたしました。このところ比較されるウサイン・ボルトが走ったら、超満員になるだろうにと思ったものでした。

陸上競技はトラック種目、フィールド種目とも開始時間がプログラムに明記されていますので、時間に合わせて視線の位置を変えることができます。

まずは、11時45分、男子200メートルの準決勝です。自分が座っている対面のバックストレッチが彼のスタート位置でした。スタートから一瞬姿はテントで消えましたが、そこから出て来たときにはもう他の選手とは併走もしくは抜き出ているような感じでした。陸上競技の短距離走は、100メートルを除けば、スタート位置が平面上の階段式になっていますので、一見併走と言うことは隣の走者と格段の速さということになります。

ダントツの1位に満足感を覚えながら、13時05分を待ちます。この時間に決勝戦が行われるのです。

定刻どおり、スタートしました。断然他の選手を引き離した和製ボルトは150メートルほどで流した(スピードをゆるめた)のですが、隣のコース、乙訓高校の佐藤聖也選手の猛烈な追い上げに一時は追い抜かれるという信じられないハプニングもありました。このような事実はどの新聞も書かないだろうと思っていましたが、翌日の京都新聞には詳細に記述されていたのには、驚くとともに、特種を抜かれたような気分を味わいました。

幼児教育の世界では、“ウサギとカメ”というお話がありますが、これを地で行くレース展開に十分満足して帰って来ました。

 

 

追伸    購入したプログラムには、出場する広野幼稚園卒の選手名や、過去に優勝された選手の中になつかしい方々の名前を拝見し、帰宅後も、思い出に浸りました。

隣のわかさスタジアムへ向かいます。ここでは女子のソフトボールのリーグ戦が行われているからです。トヨタ自動車対日立マクセルの試合でしたが、あまりの実力の違いにあきれながら、時を過ごしました。