ある幼稚園(広島県)の園長先生の保育日誌から

先週の水曜日、宇治市の私立幼稚園の職員・有志の保護者が集まり、研修会が行われました。広野幼稚園からも浅見先生が砂遊びについてのレポートを発表しました。

この会に出席したある先生の研修報告を読んでいると、この会の講師を務めた方から広島県のある幼稚園の話が再々出てきていました。そこで、この幼稚園のホームページを広げてみました。すると、そこには、広野幼稚園がまねをしてもおもしろいと思われる環境設定や活動の記述がありました。

その一つは、砂場に底がないバケツを置いておくということでした。まったく、想像もしていないことなのでやってみる価値はあると思いました。

二つめは、お誕生会で歌う歌などに手の動きを加えるということです。もっと端的に言えば、手話をしながら歌うということです。受け身に終始しがちな時間、フロアにいる子どもたちがからだを大きく動かすということは、非常に望ましいことです。

三つめもあるのです。積み木と積み木の間に橋を掛けるというものです。この頃では、ホームセンターなどでいろいろ細工した木材が販売されています。3センチ角の木材の中央部に1センチくらいの溝を切った橋を掛けるのです。そうして、大きな積み木と小さな積み木の間に球形のものを転がせば、必然的に傾斜に沿って転がります。積み木をどのような形に組み立てるかは、子どもの考え次第です。形が決まっているおもちゃではなく、時と場合によって、毎回形が変わることも子どもたちの活動意欲をかき立てることでしょう。

以上のように、この幼稚園の活動はすばらしいと思いますが、講師の先生の話がビデオから借用したのではないかということでした。もしそうだとしたら、非常に残念なことです。