廬山寺の大型ポスターをゲット!

今出川通りを東へ、御所の東北端を過ぎ、寺町通を右折すると、赤地に白抜きの節分ののぼりが見えてきます。清浄華院大殿です。節分の用意がなされているかと見回しましたが、残念ながら、お花(華道)の先生たちの出入りが目をひく程度です。

もう少し下がる(南へ行く)と、紫式部邸宅址に建つ廬山寺(ろざんじ)です。節分の行事としては鬼法楽の名で著名です。ここでは、明日、鬼たちが暴れまわる舞台は準備万端整っています。受付で、鬼の五色豆を購入し、その後、手を清め、ご本尊にお参りします。

ここで、迫力ある鬼のポスターに心ひかれました。広野幼稚園には、節分で有名な京都の吉田神社や壬生寺のポスターがありますので、ここを合わせて3点揃えばと子どもたちの視野を広げると無理を承知でおねだりしました。幸いなことに、坊守(お寺の奥様)の承認を得て大判の素晴らしいポスターをゲットしました。来年度のこの時期には、広野幼稚園の壁面に吉田神社や壬生寺と並んで飾られることでしょう。保護者の皆様も、一度は訪れていただけるととても喜ばれことでしょう。

 

大喜びで山門を出、去年の大河ドラマに古い名前の女紅場として登場した鴨祈高校の手前で左折すると、またもや、節分ののぼりが・・・。清荒神です。ここでもお参りしたあと、京大病院の北側、近衛通を東へ進みます。

東大路に出ますと、ここが思案のしどころです。北へ行けば吉田神社、南へ下れば、聖護院です。吉田神社には何度もお邪魔していますので、今日は聖護院へ向かうことにしました。皆様方には京都銘菓、“八つ橋”でおなじみでしょう。

聖護院は、山伏の集う寺院として知られています。庭園内には、明日に備えて杉の葉が井桁状にうずたかく積まれています。山伏たちの力強い読経が聞こえてくるようです。院内に入らせていただくと、すべての仏は向背(こうはい)に炎を掲げるお不動様です。通りかかったお坊さんに「どのようにお参りするのですか」とたずねると、「手を合わせるだけでよいのですよ」の答えに安心しました。

筋向かいにある縁結びや交通神社として知る人ぞ知る、須賀神社に今後の通勤の安全をお願いしているうちに小雨も降り出しましたので、市バスに乗ったのでした。節分の前日の雰囲気が5社寺からそれぞれ味わえ、十分満足した小旅行でした。