10回目のISO9001(品質に関する国際標準規格)の更新審査を受けて

10年一昔と言いますが、2004年の7月4日にISO9001(品質に関する国際標準規格)の審査に合格して以来、早や10年の月日が流れました。改めて月日の経つ速さに驚いています。

 

とはいえ、この10年も広野幼稚園は有意義に過ごしました。この規格を維持し更新していくためには、それなりの費用とともに、自分たちが作成したシステムを、毎年毎年余分な贅肉(ぜいにく)は剥ぎ落とすとともに、この幼稚園に在籍する子どもたちが安全・安心に過ごせ、より楽しく、よりスマートに、長い学校生活の第一歩を踏み出せるように心掛けるとともに、この途中で大きな挫折にくじけてしまわない強い心も育て、この成長のバックアップの一端を担う教職員たちが保護者の期待に応える教育的レベルを維持し、向上させていくための道筋を、時にはゆとりをもって道草を食いながらも、よりまっすぐ、より正しい道を求めて“カイゼン”を繰り返してまいりました。

 

その途中には、一見、ISOの絶対的価値を低めるような“第3者評価”という基準が頭をもたげ、幅を効かせつつあるというのも現状ですが、私たちは、競争の激しい一般の社会においても通用する、ハイレベルなISO9001(品質に関する国際標準規格)の教育的分野において、後進の幼稚園から目標とされる幼稚園を目指し、今後もP(計画)・D(実行)・C(反省)・A(行動)を回し続けたいと考えております。

もしも、他の幼稚園の先生方がこの原稿を読まれ、この規格に挑戦しようかと思われた方は、どうぞ、ご連絡ください。

できるだけのご返答はさせていただきます